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【書評】小林丸々『1話1分 本当はこわい話 4』 [書評]

人気シリーズの第4巻です。


本当はこわい話4 だましたはずが、だまされる (角川つばさ文庫)

本当はこわい話4 だましたはずが、だまされる (角川つばさ文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/11/15
  • メディア: 新書



一見すると普通の話だが、よくよく考えると怖いストーリーが潜んでいる。
そんな掌編が23個集まっています。
今回はやや分かりやすい話と、複数の解釈が可能な話が多かった気がします。
この当たりのバランスが難しいのですが。
『スギテルトムタシーニナル』や『時をとまれ』などの使い古されたパターンも見られますが、個人的には『外れた大予言』などは新鮮に感じました。
本当の意味を知ってから読み直すと、いろいろと不自然な点が散見されますが、ああなるほどなあと思わされます。
『旧校舎の4階に行く方法』は良いですね。
ラスト1行の手前にある伏線がよく効いています。

奇妙な話を楽しみにたいひとのために!
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