【書評】渡辺清『海の城 ~海軍少年兵の手記~』 [書評]
著者の武蔵乗艦の経験を反映した軍記小説です。
本書はあくまで小説です。
戦艦名も武蔵ではなく播磨になっています。しかし、内容は武蔵そのものです。
主人公は戦局が悪化しつるある昭和18年に武蔵に乗艦します。1年間の経験があるとはいえ新兵なので、ベテランの兵長が軍曹からの過酷なイジメを受けます。
甲板整列に呼び出され、大した理由もなく棒で尻を殴られます。
そうした私的制裁が原因で同年兵から脱走騒ぎが起き、さらには死者や自殺者もでます。
しかし、事なかれ主義に陥った上層部により事件は隠ぺいされ、原因を作った本人は軍事裁判にかけられることもなく訓戒ですまされます。挙句の果てには、進級するものもでる始末。
そうした艦隊勤務の憤りを、生々しい筆で描いていきます。
本書には戦闘シーンは一切なく、艦隊勤務の日常がつづられています。
リアルな艦隊勤務の日常を知りたいひとのために!
本書はあくまで小説です。
戦艦名も武蔵ではなく播磨になっています。しかし、内容は武蔵そのものです。
主人公は戦局が悪化しつるある昭和18年に武蔵に乗艦します。1年間の経験があるとはいえ新兵なので、ベテランの兵長が軍曹からの過酷なイジメを受けます。
甲板整列に呼び出され、大した理由もなく棒で尻を殴られます。
そうした私的制裁が原因で同年兵から脱走騒ぎが起き、さらには死者や自殺者もでます。
しかし、事なかれ主義に陥った上層部により事件は隠ぺいされ、原因を作った本人は軍事裁判にかけられることもなく訓戒ですまされます。挙句の果てには、進級するものもでる始末。
そうした艦隊勤務の憤りを、生々しい筆で描いていきます。
本書には戦闘シーンは一切なく、艦隊勤務の日常がつづられています。
リアルな艦隊勤務の日常を知りたいひとのために!
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