【書評】東野圭吾『麒麟の翼』 [書評]
宮部みゆき『模倣犯』に並ぶ傑作だと思います。
本作は加賀恭一郎シリーズの9作目に当たります。
麒麟の翼とは日本橋にある麒麟像を示します。死にかけかた男が日本橋の麒麟像の袂まで歩き、そこで力尽きるシーンから物語が始まります。
そして、麒麟像が家族を繋ぎ合わせる重要なテーマにつながっていきます。
推理小説として考えると、推理のために必要となるヒントがラストシーンに近くならないと揃わないという難点があります。
しかし、これをエンタメ小説として読むと、実にすばらしい内容だと思います。
様々な人間の思いが交差し、ひとを信じることで、様々な登場人物たちが前向きに変わっていきます。
ひとへの愛情と思いが詰まっています。
加賀恭一郎シリーズということを抜きにして、素直に読むべき本だと思います。
本作は加賀恭一郎シリーズの9作目に当たります。
麒麟の翼とは日本橋にある麒麟像を示します。死にかけかた男が日本橋の麒麟像の袂まで歩き、そこで力尽きるシーンから物語が始まります。
そして、麒麟像が家族を繋ぎ合わせる重要なテーマにつながっていきます。
推理小説として考えると、推理のために必要となるヒントがラストシーンに近くならないと揃わないという難点があります。
しかし、これをエンタメ小説として読むと、実にすばらしい内容だと思います。
様々な人間の思いが交差し、ひとを信じることで、様々な登場人物たちが前向きに変わっていきます。
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by StevAsycle (2019-05-30 08:33)