SSブログ

【書評】鳴海風『星に惹かれた男たち~江戸の天文学者 間重富と伊能忠敬~』 [書評]

江戸の天文学者にスポットライトを当てた本です。


星に惹かれた男たち    江戸の天文学者 間重富と伊能忠敬

星に惹かれた男たち 江戸の天文学者 間重富と伊能忠敬

  • 作者: 鳴海 風
  • 出版社/メーカー: 日本評論社
  • 発売日: 2014/12/03
  • メディア: 単行本



メインは間重富と高橋至時ですが、前後の時代も厚く書かれているため、和風天文学の発達や天文学に必須である和算の歴史まで学べます。ちなみに伊能忠敬は間重富と同世代であり、重富に和算、天文学、測量術を学んでいます。
観測所の変遷や、いまでは埋もれてしまった学者たちの一面など、かなり幅広いです。その分、ひとつひとつの記述は軽めですが、この本をきっかけにして、様々な人物へ興味の手を伸ばすことができます。知識の入口になる本だと思います。
鳴海風は小説家です。
ときおり創作裏話がでてくるのが参考になります。

江戸時代の天文学をより知りたいひとのために!

nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0