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第69期王将戦挑戦者決定リーグ最終一斉対局 [将棋]

藤井聡太七段最年少タイトル挑戦記録まであと1勝です。

〔中継サイト〕
https://mainichi.jp/oshosen/

〔広瀬章人竜王VS藤井聡太七段〕
https://mainichi.jp/oshosen-kifu/191119fh.html

〔羽生善治九段VS糸谷哲郎八段〕
https://mainichi.jp/oshosen-kifu/191119hi.html

〔久保利明九段VS三浦弘行九段〕
https://mainichi.jp/oshosen-kifu/191119mk.html

なんといっても大注目は広瀬章人竜王VS藤井聡太七段です。
お互いに4勝1敗で、勝者が渡辺明王将への挑戦権を獲得します。そして、藤井聡七段が勝てば、最年少タイトル挑戦記録の更新です。
ちなみに現在の記録保持者は屋敷伸之九段で、17歳10ヶ月です。これを5ヶ月更新することになります。
その注目の対局ですが、終盤に二転三転します。
昭和のような持久戦矢倉から中盤に広瀬竜王がリードを奪いますが、終盤に広瀬竜王にミスが出でて、藤井聡七段の勝負手もあり一気に逆転、藤井聡七段勝勢になります。
記録達成かと思われたところで、秒を読まれた藤井聡七段が広瀬竜王の王手に逃げ間違い、頓死してしまいました。
人間らしい手に汗握る名局だったと思います。藤井聡七段は残念でしたが、来期の挑戦に大きな期待を持たせました。
残り2局ですが、王将戦リーグには珍しく消化試合です。来期の順位にもほとんど関係がありません。
それぞれの結果は以下のようになりました。
○羽生善治九段(残留、来期3位)VS●糸谷哲郎八段(陥落)
○久保利明九段(陥落)VS●三浦弘行九段(陥落)
糸谷哲郎八段は得意戦法の一手損角換わりを採用しますが、序盤から一方的な展開での失局です。
不調は深刻かもしれません。
久保九段は「粘りのアーティスト」の本領発揮で、見事な逆転勝ちです。

渡辺明王将に広瀬竜王が挑戦する王将戦第1局は、1月12,13日に静岡県掛川市で開幕します!
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