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第27期倉敷藤花戦第1局(里見香奈倉敷藤花VS伊藤沙恵女流三段) [将棋]

伊藤沙女流三段が7度目のタイトル挑戦に挑みます。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/

棋界では木村一基九段が七度目の挑戦で初タイトルを獲得しました。
年齢も46歳だったこともあり、タイトル挑戦にまでたどり着いたことすら奇跡的で、しかも指し盛りの名人からタイトルを奪い取ったわけですから、大いに盛り上がりました。
伊藤沙女流三段も木村王位と同じく7度目です。
ただし、こちらはまだ26歳と若く、仮に負けたとしても次のチャンスはすぐにやってきそうです。
しかし、あまりに負け続けると、勝てる将棋を落としてしまうこともあります。
直近の対局であるマイナビ女子オープンの本選で、伊藤沙恵は里見香奈に勝利しています。
このまま苦手意識を払しょくしたいところだと思います。
さあ、大事な初戦の白星はどちらの手に渡るでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/kifu/27/kurashikitouka201911100101.html

ということで、将棋です。
先手の伊藤沙恵女流三段の向かい飛車に対し、後手里見香倉敷藤花は居飛車を採用して対抗系となります。
最近のトレンドはバランスですが、里見香倉敷藤花は銀を中央に出し、玉の守りは金二枚で済ませます。
先手の端攻めに対して、後手飛車が中央に展開して反撃に出ますが、振り飛車側の歩の突き出しがおしゃれな手で、先手ペースで進みます。
里見香倉敷藤花は苦しい時間が続きますが、先手の飛車筋をそらせて取られそうな銀を逃がすことに成功し、終盤の入口にかかるころには逆転に成功します。
寄せに入ってからの里見香倉敷藤花は強かったです。
角当たりを逃げず、もう1枚の角もただのところに成り返り、まさにイナズマです。
104手まで挑戦者を投了に追い込み、防衛に向けてまずは幸先の良い1勝を上げました。

第2局は11月23日(土)、倉敷芸文館で行われます!
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