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第49期棋王戦第4局(藤井聡太棋王VS伊藤匠七段) [将棋]

藤井棋王の2勝1持で迎えた第4局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/

藤井棋王は純粋居飛車党ですが、プロ入りして1回だけ振り飛車を指したことがあります。
とはいっても公式戦ではなく、サントリーオールスターでの東西リレー将棋でのひとこまです。
初手から5手を受け持った豊島将之九段が、オールラウンダーらしく飛車を振り、その局面も引き継いだ藤井棋王も選択の余地なく振り飛車を指すことになりました。
これは豊島九段が考えたファンサービスかと思います。
慣れない振り飛車が響いたのか、対局は藤井棋王が所属する西軍が負けました。
真剣勝負の世界ですが、準公式戦では、こうしたファンサービス、遊び心は大事かと思います。

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/49/kiou202403170101.html

ということで、将棋です。
藤井棋王というと先後を問わず角換わりの採用率が高いです。
先手の伊藤七段が角換わりに誘導したのに、後手藤井棋王は角換わりを拒否して、なんと村田システムを採用します。
王座戦本線トーナメントで、藤井棋王を苦しめた作戦を、ここで藤井棋王が採用してきました。
伊藤七段は銀交換に成功しますが、その銀を2四と2六に打ち合う格好になると、やや不満です。
形勢が思わしくないとみた伊藤七段は7筋の歩を取らせて7筋に歩を合わせるという角の効きを最大限に生かす攻めを見せますが、藤井棋王に5五歩と冷静に止められると攻めが細くなってしまいました。
歩で攻められた桂馬を幸便に撥ねて攻めかかり、玉形も大差で後手がかなり勝ちやすい局面になります。
そのまま藤井棋王が114手まで押しきり、3勝1持と一度も負けずに棋王防衛を果たしました。

藤井棋王おめでとうございます!
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