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第35期女流王位戦挑戦者決定戦(加藤桃子女流四段VS伊藤沙恵女流四段) [将棋]

やはりこの2人は強いです。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/

二強に次ぐ存在としてだれもが認めるのが加藤桃子女流四段と伊藤沙恵女流四段です。
しかし、ライバル陣の追い上げも急速で、加藤女流四段は山根ことみ女流三段に負け越していますし、伊藤女流四段は今期の勝率が6割を切っています。
それでも、この2人が白組・紅組優勝を果たし、挑戦者決定戦まで勝ち残ってきたのはさすがです。
対戦成績としてはやや加藤女流四段が押していますが、ここ4戦は2勝2敗と五分です。
福間女流王位への挑戦権をかけた1戦。さあ、ライバル同士の決戦はどうなったでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/kifu/35/joryu-oui202403150101.html

ということで、将棋です。
女流棋界は振り飛車が多いですが、加藤女流四段は居飛車党ですし、伊藤女流四段も基本は居飛車なので、相居飛車となりました。
伊藤女流四段はウソ矢倉などややトリッキーな作戦を好む傾向があり、本局でも袖飛車を採用します。
中盤で加藤女流四段が端角を打ちますが、この角を銀の力で押し返し、2枚替えになったところでは後手伊藤女流四段が指しやすかったと思います。
しかし、抑え込みに行った2五銀からが変調で、その銀を逆に狙われて桂馬をボロッと取られては逆転です。
加藤女流四段は狙われていた飛車をバサっと切って、自玉の堅さを背景にして勢いよく攻めていきます。
伊藤女流四段も中段玉でふわふわしながら活路を見出そうとしますが、玉の堅さが違いすぎて、攻め合いにならないのが辛いところです。
145手とやや長手数となりましたが、加藤女流四段が勝ちきり、福間女流王位への挑戦を決めました。

第35期女流王位戦五番勝負は、4月25日(木)に徳島県板野郡「樫野倶楽部樫野邸」で開幕します!
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