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【映画】画家と泥棒 [映画評]

第93回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ショートリストに選出作品です。

ある日、女性画家の絵が画廊から盗まれます。
盗みに入ったのは2人組。取られたのは2枚。その2枚の絵は行方不明になりますが、犯人はすぐ捕まります。
女性画家は犯人の男性に興味を惹かれ、絵のモデルになるよう依頼します。
そして、二人の友情が始まります。
という感じのドキュメンタリーです。
うーん。確かにアカデミー賞が好みそうな系統です。
犯人は薬物中毒であり、窃盗の常習者です。
彼は幼少期に多少孤独な生活を強いられたようですが、その程度はよくある話で、とても同情できません。
彼女もやや問題があります。
売れない画家なので金銭的余裕がなく、アトリエの家賃も彼氏に払ってもらいます。
その彼氏は窃盗犯と会うことを好みませんが(当然ですよね)、彼女はガン無視です。最後に展覧会の準備をしますが、積極的に手伝いをするのは彼氏ではなく窃盗犯です。
ちなみに窃盗犯には彼女がいます。
二人の関係は友情というレベルを超えており、一緒に朝食をとるところなど、かなりのスキンシップを見せます。
おそらく二人の関係は共依存なのだろうと思います。お互いにダメな自分を自覚しており、そのダメさを舐めあっているだけではないのかと。
あまり好ましい関係性とは思えません。
日本人的にはどうなんだろう、と思ってしまいました。
国柄の違いかもしれませんが。

海外のドキュメンタリーを鑑賞したいひとのために!
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