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第72回NHK杯決勝(藤井聡太竜王VS佐々木勇気八段) [将棋]

藤井竜王が一般棋戦全制覇を狙います。

〔主催者HP〕
https://www.nhk.jp/p/goshogi/ts/P84WQ1GW9V/

藤井竜王の進撃はとどまることを知りません。
タイトル戦の活躍もありますが、早指しかつ一発勝負のトーナメント戦でも負けなしで突き進んでいます。
将棋日本シリーズ、銀河戦、朝日杯将棋オープン戦でも優勝し、NHK杯でも優勝すればまさに年間グランドスラムとも言える快挙です。
もちろん史上初です。
対する佐々木勇気八段ですが、16歳1か月という通算でも史上6番目の早さでデビューしましたが、期待ほど成績が伸びず、”元天才”といじられることもあります。
しかし順位戦ではついにA級まで到達し、やはり天才であることを示しました。
藤井聡太の29連勝を止めたのも、佐々木勇気です。
さあNHK杯決勝で、佐々木八段は再び藤井竜王の快進撃を止めることができたでしょうか!

〔棋譜〕※徹底解説!将棋の定跡さんより
https://www.youtube.com/watch?v=OkhmpUtEMzU

ということで、将棋です。
先手佐々木勇八段、後手藤井竜王で戦形は相掛かりとなります。
先後とも3三金と上がる形が珍しいですが、お互いに組み替えていきます。
その後、先手は歩をどんどん伸ばし、後手は金銀を低く構えて待つ姿勢。
評価値が大きく動いたのは71手目です。
藤井竜王の8五歩と合わせたのを無視して、佐々木勇八段は一斉に攻めかかります。
しかし、若干無理だったようです。
銀をボロっと取られて8筋を突破されると、駒損の上にと金の威力が大きく、後手優勢となります。
佐々木勇八段も2枚の飛車で左右から迫りますが、106手目の7三桂馬が決め手です。詰み筋を防ぐ壁を作りつ、これが遠くにいる先手玉への詰めろとなっていました。
詰み筋に入れば、藤井竜王は逃がしません。
5八で清算してから銀捨てで飛車を吊り上げ、7三の桂馬が跳躍しての王手です。
ここから数手で投了し、藤井竜王はNHK杯初優勝とともに、銀河戦、朝日杯、JT杯も制して年間グランドスラムを達成しました。
史上初の快挙です。1発勝負の早指しトーナメントを全て制するとは、恐ろしいほどの強さです。

藤井NHK杯おめでとうございます。
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