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第12期女流王座戦第4局(里見女流王座VS加藤桃子女流三段) [将棋]

里見女流王座の2勝1敗で迎えた第4局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/

加藤桃子女流三段の獲得タイトル数は9で、歴代6位にあたります。
西山朋佳11,林葉直子15,中井広恵19と続きます。
里見香奈53,清水市代43はあまりに遠いですが、中井広恵19までは十分に可能性があるのかなと思います。
加藤女流三段の将棋ですが、居飛車党で、努力の人、という感じがします。
何かに凄く秀でているわけではありませんが、序盤は十分に研究し、優勢になったら間違えないように手厚く指す。
手厚すぎて逆転をされることも多々ありますが、それでも、最後まで諦めずに戦うファイト溢れる女流棋士、という印象があります。
里見女流王座との対戦では、序盤で優勢になることが多いです。
さあ本局でも序盤で優勢を築き、そのまま押しきるような将棋を見せてくれるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/12/joryu_ouza202212200101.html

ということで、将棋です。
先手は加藤桃子女流三段。後手里見女流王座のゴキゲン中飛車に、超速+穴熊の作戦を採用します。
本局の里見女流王座は、普通に高美濃に組みます。
この時点で評価値的には先手側に寄っています。
加藤女流三段は角切りから銀を打ち込み、桂馬を取って駒得に成功です。振り飛車側としてはここからどう捌くかですが、普通に進めて評価値的には先手優勢なので、やはり後手側の作戦そのものが苦しそうです。
里見女流王座としては駒効率と玉頭の厚みで勝負したいところですが、加藤女流三段は序盤の優勢を最後まで崩すことなく、普通に指して普通に押しきりました。
居飛車側として、理想的な勝ち方だと思います。里見女流王座としては、どこかに誤算があったのかもしれません。
これで2勝2敗のタイとなり、タイトルの行方は最終第5局にもつれ込みました。

第5局は12月23日(金)に東京・将棋会館で行われます!
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