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【書評】小川宏『ハチのおかあさん』 [書評]

アシナガバチの1年を紹介です。


ハチのおかあさん (写真動物記)

ハチのおかあさん (写真動物記)

  • 作者: 小川 宏
  • 出版社/メーカー: 新日本出版社
  • 発売日: 1985/08
  • メディア: 単行本



著者は写真家で、アナウンサーの小川宏は別人です。
母ハチが巣を作るところから始まり、わずか2時間で1つめの部屋が完成し、そこから1時間で部屋を2つ増やします。
こうした巣作りが写真とともに克明に記録されている本は貴重だと思います。
観察対象に選んだ巣は何回かの受難に会いますが、順調に成長を続け、最後には460部屋にもなります。
8月末頃、母ハチは死んでしまいますが、巣は活動を続けます。
次世代の母バチが冬籠りの準備をし、交尾を終えた雄バチは当てもなく彷徨い、冬が来る前には死んでしまいます。
よくまとまった良著だと思います。

アシナガバチの一生を知りたい人のために!

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