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【映画】ロッキー5 [映画評]

引退後のロッキーが切ない映画です。


ロッキー5 [Blu-ray]

ロッキー5 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2010/12/03
  • メディア: Blu-ray



ドラゴとの激闘でロッキーは脳に障害を持ち、ついに引退を決意します。
しかし、悪徳会計士に騙されて無一文となり、スラム街に戻ります。
そこで出会うのが若き才能トミーです。
ロッキーはトミーに夢を託して二人三脚でサクセスストーリーを駆け上がろうとします。
ロッキーはトミーに首ったけになる一方で、息子とは疎遠になっていきます。
トミーはタイトル戦を望みますが、ロッキーは許しません。そのため、ロッキーを現役復帰させて一儲けしようとしていた大物プロモーターのデュークがトミーに接近し、ロッキーからトミーを奪います。
ロッキーは本当に大事なのは息子だと気が付き、関係を回復します。
トミーはタイトルを獲得しますが、八百長だと記者から責められ、ロッキーのコピーだと言われて、ロッキーの影から抜け出すためにデュークにあおられてロッキーに対決を申しこみます。
ロッキーはトミーとリングではなく路上で戦い、そして勝利します。
とまあ、こんなストーリーです。
最初の印象は、観客が見たいロッキーはこれじゃない、ということです。
観客が求めるのはサクセスストーリーです。
落ちぶれたロッキーは、最後にスラム街の喝さいを浴びますが、落ちぶれたままで終わります。
ロッキーはスラム街のヒーローであり、それれは最初から最後まで変わりません。
脚本はいろいろ考えられていると思います。
息子との葛藤、過去の栄光をトミーに投影するロッキーの心理、トミーとロッキーの関係の変化。
しかし、ありがちな話が延々と続き、正直かなり退屈しました。
しかも、ロッキーは最初から最後までトミーを応援していたのですが、それをストリートファイトで解決(解決していませんが)するのはどうなんでしょう。
第11回ゴールデンラズベリー賞10部門中の7部門(最低作品賞、最低監督賞、最低主演男優賞、最低主演女優賞、最低助演男優賞、最低脚本賞、最低主題歌賞)にノミネートされるのもやむを得ないかもしれません。
興行成績も急落して約1.2億ドルと前作の半分以下です。
そういえばロッキーの息子を演じたのはシルベスタースターローンの実子ですが、36歳の若さで急逝しています。
とても残念です。

人気シリーズの続きを見たい人のために!
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