SSブログ

第68期王座戦挑戦者決定戦(渡辺明二冠VS久保利明九段) [将棋]

棋聖を失った渡辺二冠でしたが、王座戦挑戦者決定戦まで勝ち上がってきました。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ouza/

両者は2011年に王座戦挑戦者決定戦でぶつかっています。
その勝負に勝った渡辺竜王(当時)が羽生王座に挑戦し、初の王座獲得となりました。
両者の対局ですが、最初は久保九段が押していましたが、途中から渡辺二冠が巻き返し、最近は渡辺二冠が6連勝です。
両者の相性が逆転したのが、ちょうど前回の王座戦挑戦者決定戦の前後だったように思います。
渡辺二冠としたら久しぶりの王座奪還のチャンス、久保九段は初の王座獲得のチャンスです。
さあ、永瀬王座への挑戦権を獲得するのは、どちらの棋士でしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/68/ouza202008030101.html

振り駒の結果、先手は渡辺二冠。
降り飛車党総帥の久保九段は、角道を止めるノーマル四間飛車を採用しますが、美濃囲いにせず、8二銀に銀を上がる耀龍四間飛車を採用します。
大橋貴洸六段が考案した新しい作戦で、そのまま玉頭戦へとなだれ込みます。
最初に相手玉を追い詰めたのは久保九段ですが、渡辺二冠がギリギリの凌ぎで後手の馬を追い返すと、今度は先手のターンです。
押したり引いたりの熱戦が続きますが、久保九段は攻め駒として働かない後手飛車の尻に香車を打って壁を作ったあたりでリードを奪ったようです。
渡辺二冠は壁の逆側から攻めますが、そこには後手の銀と馬がいて決めきれません。
最後は決め手の飛車切りがでて、久保九段が見事に難敵を打ち破り、対渡辺戦を6で止めるだけでなく、タイトル挑戦を決める大きな勝利をあげました。

第1局は、9月3日に神奈川県秦野市「元湯 陣屋」で行われます!
nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。