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第5期叡王戦挑戦者決定戦第1局(豊島将之竜王名人VS渡辺明三冠) [将棋]

まさに役者がそろいました。

〔中継サイト〕
http://www.eiou.jp/

叡王を持っているのは永瀬拓矢2冠(叡王、王座)で、その挑戦権を争うのは豊島竜王名人に渡辺明三冠(棋王、王将、棋聖)です。
王位以外のタイトル全てがそろいました。
豊島竜王名人と渡辺明三冠は名人戦でも激突することが確定しているので、炎の十番勝負となります。
豊島竜王名人にとっては、昨年の木村王位に続いての十番勝負です。
この二人の対戦ですが、渡辺三冠がやや押していますが、直近は豊島竜王名人が2連勝ともどしています。
力関係は互角といってもよく、調子がよいほうが勝ちそうです。
さあ、叡王への挑戦権をめぐっての初戦は、どちらの棋士に凱歌が上がるでしょうか!

〔棋譜〕
http://www.eiou.jp/kifu_player/20200206-1.html

ということで将棋です。
先手は豊島竜王名人。
お互いの得意戦法の角換わりとなりますが、先手が銀を引いて銀矢倉を作り、後手が空いた5五に銀を突っ込み先攻する形になります。
これは先後を逆にしてお互いに経験があり、そのときは先手の渡辺三冠が勝ちました。
今度は渡辺三冠が負けた後手をもって仕掛けます。もしこれで後手が勝てば、往復ビンタといいます。
途中までは差し手が早く研究をうかがわせます。
おそらく研究を外れたのは64手目から。渡辺三冠が15分使い、次の豊島名人竜王は114分の長考で返します。
しかし、この長考で指した手で、評価値が一気に後手側に振れます。
豊島竜王名人は長考後の差し手で形勢を損ねることが多いように思います。
とはいえ攻めが細いので、一手でひっくり返る微差です。
ギリギリの攻防が続きますが、後手が勝勢になったのは90手目だったようです。
先手の反撃に後手は受けずに堂々と歩を取り込み、ここで渡辺三冠が一気に抜け出しました。
叡王初挑戦に向けて、また名人戦へと続く炎の十番勝負の開幕戦を飾る大きな1勝です。

第2局は2月13日に関西将棋会館で行われます!
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Walterhip

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by Walterhip (2020-02-07 15:22) 

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