【書評】貴志祐介『新世界より』 [書評]
エンターテイメント界の鬼才、貴志祐介の大型ファンタジーです。
舞台は1000年後の日本です。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けており、その能力でもって生物界の頂点に君臨していました。
前半は主人公の子供時代の小さな出来事を通じて、世界観が語られます。
具体的にストーリーが動き出すのは後半です。
「悪鬼」を手にした人間の近い知能を持つバケネズミが突如として反乱を起こます。
呪力は人間同士には危害を加えられないのですが、突然変異した「悪鬼」にはそのような枷はありません。
人類の危機を救うために主人公は必死に戦います。
ただのエンタメではなく、異類とのかかわりを通じて、人類とは何かを問いかけます。
ラストが、人間1人を救うために一緒に戦ってきた仲間のバケネズミを容赦なく切り捨てることになったりして、いろいろと考えさせられます。
第29回日本SF大賞受賞もなっとくの大作です。
本作品はアニメ化、マンガ化されています。
骨太のファンタジーを読みたいひとのために!
舞台は1000年後の日本です。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けており、その能力でもって生物界の頂点に君臨していました。
前半は主人公の子供時代の小さな出来事を通じて、世界観が語られます。
具体的にストーリーが動き出すのは後半です。
「悪鬼」を手にした人間の近い知能を持つバケネズミが突如として反乱を起こます。
呪力は人間同士には危害を加えられないのですが、突然変異した「悪鬼」にはそのような枷はありません。
人類の危機を救うために主人公は必死に戦います。
ただのエンタメではなく、異類とのかかわりを通じて、人類とは何かを問いかけます。
ラストが、人間1人を救うために一緒に戦ってきた仲間のバケネズミを容赦なく切り捨てることになったりして、いろいろと考えさせられます。
第29回日本SF大賞受賞もなっとくの大作です。
本作品はアニメ化、マンガ化されています。
骨太のファンタジーを読みたいひとのために!
コメント 0