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第65期王座戦第3局(羽生善治王座VS中村太地六段) [将棋]

中村太地六段が初タイトルまであと1勝で迎えた第3局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ouza/

中村太六段の師匠は(故)米長邦雄永世棋聖です。
米長永世棋聖も4冠王を取ったことがありますが、上には大山康晴十五世名人がいて、少し下には中原誠永世十六世名人がいたという不遇もありながらも、歴代5位の通算19期のタイトルを獲得しています。
最後のタイトルは名人でしたが、その最後のタイトルを奪ったのが羽生善治です。
それから20年以上がたち、羽生王座からタイトルを奪おうとしているのが中村太六段です。
時代はゆっくりと変わっていきます。


【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/65/ouza201710030101.html

ということで将棋です。
勝率5割台前半をうろうろしている羽生王座ですが、角番は角換わりの最新形となりました。
この土壇場になっても若手有利と思われる最先端につっこんでいく羽生王座を見ると、まだまだ若いなあと思います。
棋風通り後手が積極的に仕掛けますが、全体的に駒得をした先手やや有利で局面が進んでいたようです。
とはいっても微差で、逆転したのが77手目の2四歩。
これは戦いの最中に玉の安全度を測った羽生王座らしい2二玉に対して玉頭の歩を突いたわけですが、押さえの駒がいないので一気に上部が開けました。
とはいっても五分の形勢。
一気に後手有利に振れたのは101手目の1四銀です。
ここは竜を受けに使った方が良かったようで、その後は一瞬だけ互角に戻りますが、終盤まで時間を残した羽生王座が押し切りました。

これで待望の1勝目です。
第4局は10月11日に横浜市「横浜ロイヤルパークホテル」で行われます!

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