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第30期竜王戦挑戦者決定戦第2局(羽生善治三冠VS松尾歩八段) [将棋]

羽生三冠の先勝で迎えた第2局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

松尾歩八段は関東の名門、所司和晴門下です。
兄弟弟子には渡辺明、宮田敦史、石田直裕、石井健太郎、近藤誠也、大橋貴洸、伊奈川愛菓、渡辺弥生がいます。
ここ数年で一気に所属棋士が増えました。所司七段は子供教室を経営しており、幼いころから一貫して指導してきた賜物だと思います。
松尾八段が竜王に挑戦すると、同門対決が実現します。
タイトル戦登場はありませんが、順位戦は2010年からB級1組に在籍し、安定した成績を保っています。A級まであと1勝に迫ったときもあります。
新人王戦に優勝したことがあり、奨励会三段リーグを1期抜けした秀才でもあります。
師匠も弟子のタイトル戦登場を楽しみにしていると思います。
さあ所司和晴門下2人目のタイトル挑戦にむけて、第1局のリベンジはなるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/30/ryuou201708250101.html

ということで、将棋です。
タイトル初挑戦に向けて後のない松尾八段は、横歩取らずの戦法を用意してきました。
これは先手なのに、後手番のような横歩取りを指そうというものです。
羽生三冠は堂々と横歩を取り、金開き対中原囲いとなります。
上手く戦機を掴んだのは羽生三冠でした。
端に馬を作り、この馬は桂馬で取りに行くことはできますが、と金を作られます。
松尾八段が苦しい展開かと思われましたが、56手目の2四香が疑問手でした。
成香を作りながら桂馬を取ったものの、幸便に飛車を回られ、桂馬を重ね打ちされて一気に後手陣に手がついてしまいました。
そこから一直線の順に進んでいき、終わってみれば松尾八段が羽生玉を長手数の即詰みに討ち取りました。
途中まで良かっただけに、羽生三冠としては残念な将棋となりました。
決戦の第3局は9月8日(金)に行われます!
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