SSブログ

電王戦タッグマッチ2014 [将棋]


【番組HP】
http://ex.nicovideo.jp/denou/tag2014/

※棋譜についてはこちらを参照してください。
http://kifudatabase.ddo.jp/shogi/index.php?lan=jp&page=FrontPage

棋士と将棋ソフトがタッグを組み、トーナメントを戦う電王戦タッグマッチの決勝戦が日曜日に開催され、将棋連盟公式チャンネル『初段を目指そう』でお馴染みの西尾明六段の優勝で幕を閉じました。
渡辺二冠が「実績のある棋士にとってメリットが少ないような」とブログでコメントしていましたが、その通りの結果といってよいと思います。
将棋ソフトの特徴は、細い攻めを繋げる技術です。
人間だと、見落としを恐れて躊躇しそうな局面でも、見落としという概念のないソフトは果敢に攻めてきます。
そのためかどうかは分かりませんが、棋譜をみると、激しい叩き合いが目立ちます。
切り合いをはじめたら、敵玉を目指して一直線です。
間合いを計るようなことはあまりなく、一手の価値が高く、指し手が濃厚になったように感じます。

チェスの世界ではアドバンスチェスとして、人間とコンピューターのタッグによる世界大会も開かれています。
ただ、すでにチェスは人間+コンピューターよりコンピューター単独の方が強くなってしまい、現在は下火になったそうです。
ここまで来てしまえば、コンピューター同士の戦いと変わりませんから。

将棋もチェスの後追いをしているので、いずれ、同じ道をたどります。
そう考えていくと、電王戦タッグマッチを開催するなら、ずっとソフトを見ることができるのではなく、NHK杯の考慮時間のように、「ソフトを見るのは5回まで!」とか制限するほうが、いつソフトを使うのかという人間的な戦略要素があって面白いような気がします。
そのようなことを思いつつも、「いましかできない棋戦を開催する」という意義もあるような気もします。

出場棋士の選定など、来年以降はどうなるのか、とても気になるところです。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0