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第14回小説でもどうぞで『忘却』が選外佳作に選ばれました [予選通過]

選外佳作としては4回目(佳作は3回)で、テーマは「忘却」でした。

〔小説でもどうぞ(第14回)〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/douzo/douzo14.html

〔作品:齊藤想『喪失』〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/douzo/douzo14/douzo14_b2.html

本作は冒頭を工夫しています。
「タレントの名前が覚えられない」という日常系のあるあるから始まります。
ただ、夫婦で「そだね~」とうなずきあうだけではストーリーになりません。
そこで対立軸を作ろうと、妻に夫を責める役目を与えました。こうしたちょっとした緊張感を与えることで、ぐっと書きやすくなります。
冒頭以外は流れのままに書いていますが、構造としては……
(続きは1月5日発行のメルマガにて)

―――――

という感じで、自分のメルマガでちょっとした解説を書いています。
毎月、創作に役立つミニ知識をメルマガで公開していますので、ぜひとも登録を。
もちろん無料です!

【サイトーマガジン】
https://www.arasuji.com/mailmagazine/saitomagazine/
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【映画】ミッションインポッシブル フォールアウト [映画評]

シリーズ最高傑作とも言われるミッションインポッシブル6作目です。


ミッション:インポッシブル/フォールアウト [Blu-ray]

ミッション:インポッシブル/フォールアウト [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント
  • 発売日: 2019/07/24
  • メディア: Blu-ray



ストーリーは前作「ローグネイション」から繋がっています。
ローグネイションで敵ボスを逮捕しますが、組織は生き残り、その組織がプルトニウムを奪取して核爆発を起こすことを計画します。彼らは、真の平和は既存世界の破滅から始まると信じている狂信者たちです。
今回の敵ですが、CIA内部に内通者がいます。その内通者が主人公ではないかと疑われ、監視役としてCIAのエージェントが付けられてしまいます。
プルトニウムの取引が行われる現場にイーサンたちが潜入しますが、誤って取引相手を殺してしまいます。
このままではプルトニウムの回収ができないので、イーサンは、敵だと偽って、取引現場に赴きます。
仲介者の出した条件は、イーサンが逮捕した「ローグネーション」の主催者を奪取すること。
仲介者は奪取する際に目撃者となる警察官を皆殺しにするよう指示しますが、イーサンたちは仲介者の手下を出し抜き、警察官を皆殺しにすることなく主催者を奪取することに成功します。
この途中で前作にも登場したMI6のエルザが主催者の命を狙いますが、これもイーサンは交わします。エルザとイーサンたちは共同で真敵に立ち向かうようになります。
その後、イーサンたちとIMF長官の作戦により真敵が判明しますが、主催者は真敵に奪い返されます。
核爆発を防ぐため、真敵に埋め込まれた発信器を頼りにインド奥地へと飛びます。そこで、イーサンは婚約者のジュリアと再会します。
・・・・・・という感じのストーリーです。
本作でもイーサンたちは世界中を飛び回り、様々なアクションを見せてくれます。また、このシリーズの特徴であるタイムリミットの設定の妙や、欺しあいも堪能できます。
特にラストのアクションシーンが秀逸です。
断崖絶壁の雪山で、背後には湖が広がる。こんなに美しい光景を良く探してきたなと思います。しかも、ストーリー上の必然性もあります。
ここ以外にも、ヘリコプターでの追跡、核兵器のボタンが落ちるか落ちないかのギリギリ、断崖絶壁から落ちるか落ちないか。
エンタメを堪能できるシーンが満載です。
欺しあいの要素では、冒頭からいきなり豪快なだましが入ります。
さらには取引現場への潜入、真敵を暴くトリックも見所十分です。
トムクルーズはできるだけスタントマンを使わずに撮影することで有名ですが、建物を飛び移るシーンで骨折しています。
それでもそのまま演技を続け、そのテイクが採用されることころに、役者魂を感じます。
不満があると言えば、ゴーストプロトコルのような新しいスパイ道具がでてこないぐらいでしょうか。

ミッションインポッシブルシリーズ最高傑作を楽しみたいひとのために!
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【映画】ミッションインポッシブル ゴースト・プロトコル [映画評]

シリーズ第4弾ですが、今回もハラハラドキドキの展開です


ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル [Blu-ray]

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント
  • 発売日: 2019/04/24
  • メディア: Blu-ray



映画は主人公がロシアの刑務所に入れられているところからスタートです。
指令を受け取るために脱出するついでに友人も一緒につれていきます。
ゴーストプロトコルですが、スパイ映画でおなじみに「君もしくは君のメンバーが捕らえられ、或いは殺されても当局は一切関知しない」のことを指します。
幽霊(ゴースト)になる取り決め(プロトコル)という意味です。
今回の敵は核戦争こそ人類の進化には必要と信じる狂信者です。
狂信者によって核兵器発射コードが盗まれ、それを阻止しようとイーサンたちは動きます。
狂信者の一味はロシアから情報を盗むときにクレムリンを爆破したことでイーサンが疑われ、ロシアから追われます。
と同時にアメリカはゴーストプロトコルが発動し、イーサンは組織からの援助を受けられなくなります。
狂信者は人殺しを雇って、核兵器発射コードを奪いました。その取引の場所はドバイです。
イーサンたちは超高層タワーで狂信者と人殺しを同時にだまそうとしますが、成功寸前で発覚して逃亡を許します。
核兵器発射には軍事衛星が必要です。インドのメディア王が所有する古い軍事衛星が使われることが判明し、イーサンたちはインドに飛びます。
そして……

という感じのストーリーです。
昔、DVDで見たことがあり2回目ですが、印象的なシーンはかなり覚えていました。
クレムリンに侵入するときに使用した新装置。
一瞬でロシアの軍人からアメリカ民間人へのすり替わり。
エレベーターを操作して狂信者と人殺しを別々の階に誘導。
ストーリーの背景として、女性メンバーは恋人を人殺し殺されたこと、元分析官はイーサンの妻を守る任務に就いていたが、その任務を達成できずに妻が殺されてしまったことがでてきます。
しかし、そういうこと関係なしに、楽しめる映画だと思います。
最初から最後まで主敵は同じで、どんでん返しはありません。
そういう驚きは少ないですが、その分だけ主人公たちの目的が分かり易く、純粋にアクションと騙しあいといったエンタメ要素を存分に堪能できる作品だと思います。
製作費1億45百万ドル、興行収入約6億95百万の大ヒット作です。

エンタメ映画を楽しみたい人のために!
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【公募情報】第3回更科日記千年紀行文学賞(小説等・2/28〆) [公募情報]

なんだかんだと3回目です。

〔主催者HP〕
https://sarashina-sennenki.com/

この文学賞ができたとき、単発で終わるものかと思っていました。
それが無事に3回目を迎えたので、これからもずっと続いていくものと思われます。
第2回を見ると、小説の応募総数は72作品とかなり少ないです。
公募の知名度だけでなく、制限枚数が28~32枚と幅が狭くて長さも微妙ということもあるのかもしれません。
公募しては狙い目だと思います。大賞賞金も30万円と高額です。
紀行文・随筆は募集要項が異なりますので、主催者HPを参照してください。
応募締切は令和5年2月28日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:短編小説、紀行文・随筆
テーマ :市原市の地名や人物、行事、自然、歴史等を取り入れた小説、紀行文、随筆
大  賞:賞金30万円(小説)、15万円(紀行文・随筆)
制限枚数:28~32枚(小説)、14~16枚(紀行文・随筆)
応募締切:令和5年2月28日
応募方法:主催者HP
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【書評】かわぐちかいじ『空母いぶき』 [書評]

映画化もされた大ヒット漫画です。


空母いぶき コミック 全13巻セット

空母いぶき コミック 全13巻セット

  • 作者: かわぐち かいじ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2020/06/30
  • メディア: コミック



中国軍が尖閣諸島を占領し、与那国島を制圧されます。
日本は専守防衛に縛られながらも、ついに防衛出動が発せられます。自衛隊の中心は空母いぶきを中心とする第五護衛艦隊です。
史上初の現代空母同士の戦闘、史上初の戦死者を出しながらも、日本は与那国島の奪還に成功し、中国軍は引いていきます。
とにかく熱い作品です。
登場人物も熱ければ、政治家たちやジャーナリストたちも熱意をもって国難に対応します。
敵役ではありますが、中国軍人も自らの任務に誇りを持ち、全力で日本軍にぶつかってきます。
悪意を持って書かれているのは、いわるゆ空想的平和主義を唱える人々ぐらいでしょうか。
現代戦におけるリアルが(いまはドローンがでてきて、少し古くなっていますが)、描かれています。
国を守るということはどういうことか。戦うとはどういうことなのか。
そういうことを、正面から問いかけた作品だと思います。
全13巻を一気読みしました。

とにかく熱くなりたいひとのために!
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最近の日常【令和4年12月中旬】 [日常]

〔USBメモリを交換した話〕
USBメモリを交換した。
容量とかそういう問題ではなく、使用頻度が高すぎるためか、カバーが割れ始めたから。
いままで使っていたメモリは4Gで、比較的大きいのが気に入っていた。なにしろ、小さすぎると紛失しやすいので。
USBメモリはなんだかんだとたくさんあるので、いままで未使用だった小さめのメモリをチョイスする。
今度は8Gです。
もっとも、テキストメインなので、容量は関係ないんですけど。

〔USBメモリを購入した話〕
その引っ張り出した古いUSBですが、今度はときおり認識してくれなくなった。
これは危険かと思って、新しいUSBを購入することにする。
選ぶ基準は耐久性が第一で、キャップ式は失くしやすいのででスライド式。さらに小さすぎると落とすのでほどよい大きさのものがいい。
ということでアマゾンで検索すると、16G5本セットで2千円程度で売っている。
実にお得だ……と一瞬だけ思ったけど、そもそも5本も使わないし。
我に返って、改めて選ぼうとするとなかなか難しい。
過去に使用してやや問題があったメーカー(その時代による技術的制約だったと思いますが)を避けていくと、とりあえずBUFFALOの32Gノック式に落ち着く。
あとはデータが飛ばないことを祈るのみ。
いまのところ、使い勝手も上々で、気に入っています。はい。
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【書評】門田隆将・髙橋洋一『日本を覆うドリーマーたちの「自己陶酔」』 [書評]

異色の2人の対談本です。


日本を覆うドリーマーたちの「自己陶酔」 (WAC BUNKO 288)

日本を覆うドリーマーたちの「自己陶酔」 (WAC BUNKO 288)

  • 出版社/メーカー: ワック
  • 発売日: 2018/12/19
  • メディア: 新書



門田隆将は武骨なノンフィクションライター、髙橋洋一は元財務官僚で、非常にロジカルな思考をするひとです。
この二人の対談ですから、歯に衣を着せずに本音でバンバン進みます。
そこがまた面白いです。普通の識者では言えないようなことも、平気で活字にしています。
言論の自由を守る気概を失った出版社への批判が主ですが、事実関係を確かめずに記事にしてしまう記者能力の劣化、数字のない議論への批判など多岐にわたっています。
いま言論の自由が危機に陥っています。
こうした本が出版され続けることを願いたいです。

本音の話を聞きたいひとのために!
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第12期女流王座戦第3局(里見女流王座VS加藤桃子女流三段) [将棋]

里見女流王座の1勝1敗で迎えた第3局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/

タイトルを独占するのはとんでもない偉業です。
だからこそ、7冠を達成した羽生善治や囲碁界の井山裕太がレジェンドとして扱われています。
女流棋界においては、4大タイトル時代に2回だけタイトル独占が達成されています。
偉業達成者は2回とも清水市代です。さすがレジェンドです。
5大タイトル以降の独占はなく、6大タイトル時代に里見香奈があと1冠まで迫りましたが、果たせませんでした。
そのときに残った1冠が、この女流王座です。
今期は防衛する立場ですが、仮に8大タイトルの独占を達成したら偉業中の偉業ですし、里見女流六冠はもっとも近い位置にいます。
全冠達成するには、まずは防衛です。
さあ里見女流王座はタイトル防衛に向けた大きな1勝を積み上げることができたでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/12/joryu_ouza202212130101.html

ということで、将棋です。
先手里見女流王座の中飛車に、後手加藤女流三段は今回は穴熊を採用します。
先手は後手が固めているところに正面から殴りこむ形になるので先手が大変そうに見えますが、評価値的にも実戦的にもいい勝負です。
里見女流王座は4枚穴熊が完成する前に攻めかかり、4筋の歩交換から4六歩と押さえます。
加藤女流三段は自然に3三金と交わしますが、結果的にこれが敗着になったようです。
桂馬を跳ねてからの5三歩の垂らしが絶品で、綺麗に技が決まりました。
以降の加藤女流三段は辛い時間だったと思います。時刻はまだ13時30分頃です。攻め合いにもいけず、守る手もなく、苦渋の末に時間を使いながら、最後まで抵抗する手を指すことになりました。
終局時刻は16時10分。残り3分まで時間を使っての、討ち死にでした。

これで里見女流王座が2勝1敗とリードし、女流王座防衛まであと1勝に迫りました。
第4局は12月20日(火)に東京・将棋会館で行われます!
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【書評】門田隆将『日本、遥かなり』 [書評]

国と国との友情とは何かを考えさせられる本です。


日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」

日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」

  • 作者: 門田 隆将
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2015/11/20
  • メディア: 単行本



イラン・イラク戦争の情勢が悪化し、イラクによる無差別攻撃が迫っていたとき、イラクには多数の邦人が取り残されていた。
日本政府は憲法や世論の制約で救援機を出すことができず、救援を他国にお願いしては、「自国民優先」のため、断られ続けてきた。
苦境の邦人に助けの手を差し伸べてくれたのが、トルコです。
苦しい時期を共に乗り切った商社マンとトルコ首相との熱い友情。さらには明治時代に発生したエルトトゥールル号遭難に対して現場の村民や日本政府が示してくれた手厚い介護への恩返し。
危険を顧みず、他人のために危険な任務を遂行してくれたパイロットたち。
感動の実話であるのと同時に、国と国との友情とは何なのかを、示してくれる本だと思います。

それにしてもいまだに助けを求める邦人に救援の手を差し伸べることができない日本は……と思ってしまいます。
イラクによるクエート侵攻、リビア動乱も取り上げられていますが、いくら憲法上の制約があるといってもあまりに弱く、悲しくなってきます。

国と国との友情に熱くなりたいひとのために!
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【公募情報】第5回ロービジョン・ブラインド川柳コンクール(川柳・1/31〆) [公募情報]

視覚障害にちなんだテーマを募集する川柳公募です。

〔主催者HP〕
https://newscast.jp/news/0643830

主催者HPにコンクールの主旨が書いてあります。
>このコンクールは、視覚障害に因んだテーマを、視覚障害当事者だけでなく
>それぞれの視点で「五・七・五の川柳」にして社会全体で共感できることを
>目的としています。また、川柳にユーモアのエッセンスを加えることで
>ご自身の気持ちも前向きにしてもらえれば、という思いを込めて開催しています。
過去の受賞作と合わせ見ると、ユーモアが大事なのかなと思います。特に明るい前向きなユーモアが。
応募締切は令和5年1月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳
テーマ :視覚障害
最優秀賞:ミキギフトカード3万円分
応募締切:令和5年1月31日
応募方法:主催者HP
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