【書評】門田隆将『太平洋戦争 最後の証言 第1部』 [書評]
2011年に存命だった元兵士たちの証言を集めた貴重な記録です。
第1部はゼロ戦、特攻です。
時系列になっており、真珠湾の証言から終戦間際の特攻まで。
戦争初期は高揚感に包まれていますが、敗勢に陥ってからは無残で、ただ命令だからと悩みながらも一種の同調圧力で死に向かう兵士たちの姿は切ない気持ちで一杯になります。
20ミリ機銃を打つと反動で速度が落ちることや、弾が当たって穴だらけになりながら飛び続けたことなど、実戦を知る兵士たちだからこその生々しい証言が多数です。
最後の証言をした元兵士が政治の問題を突いていました。
「成算のなくなった戦争続行は責任回避」
という言葉に同意です。
太平洋戦争の生なましい一面を知りたいひとのために!
第1部はゼロ戦、特攻です。
時系列になっており、真珠湾の証言から終戦間際の特攻まで。
戦争初期は高揚感に包まれていますが、敗勢に陥ってからは無残で、ただ命令だからと悩みながらも一種の同調圧力で死に向かう兵士たちの姿は切ない気持ちで一杯になります。
20ミリ機銃を打つと反動で速度が落ちることや、弾が当たって穴だらけになりながら飛び続けたことなど、実戦を知る兵士たちだからこその生々しい証言が多数です。
最後の証言をした元兵士が政治の問題を突いていました。
「成算のなくなった戦争続行は責任回避」
という言葉に同意です。
太平洋戦争の生なましい一面を知りたいひとのために!