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第33期竜王戦挑戦者決定3番勝負第1局(羽生善治九段VS丸山忠久九段) [将棋]

羽生世代同士の挑戦者決定戦となりました。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

羽生善治九段はタイトル獲得数99期で、通算100期まであと1つです。
しかし年齢にはあがなえず、最後のタイトルである竜王を失陥してからはタイトル戦のひのき舞台に登場できていません。
今期の竜王戦ですが、羽生九段は組み合わせに恵まれました。
ここまで5連勝ですが、対戦相手に相性の悪い棋士はなく、渡辺明、永瀬拓矢、藤井聡太、木村一基といったタイトルホルダーはトーナメントの途中で敗れました。
若手タイトルホルダーの充実ぶりをみていると、今回がラストチャンスになるかもしれません。
丸山忠久九段とはタイトル戦で2度当たっており、番勝負という意味ではこれで3度目です。
一度目の1999年の王座戦では羽生王座に軍配が上がり、二度目の2002年の棋王戦では丸山忠久九段がリベンジして棋王を奪取しました。それ以来、18年ぶりの番勝負です。
さあ最高棋戦である竜王への挑戦権を争う大勝負。
先手をとるのはどちらの棋士でしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/33/ryuou202008170101.html

ということで、将棋です。
第1局の先手番は羽生九段。となると、後手番の丸山九段が選ぶのはもちろん一手損角換わりです。
序盤は丸山九段のテリトリーか、羽生九段がこまめに時間を使うのに対して、ノータイムでバシバシ進めます。
羽生九段は早繰り銀から全力で突っ張っていきます。
先手玉は薄くて神経を使うためか、持ち時間がみるみる減っていきます。
銀角交換の駒得に成功した羽生九段は持ち時間を割いてさらにアクセルを踏み込みますが、どうもこのあたりの判断に疑問があったようです。
最終盤は玉形の差がモロに出て、反撃に出た丸山九段が羽生玉を一気に寄せて76手までまずは先勝しました。
経験の差がでたような将棋だと思います。
第2局は8月25日に行われます!
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