SSブログ

第2期ヒューリック杯清麗戦第3局(里見香奈清麗VS上田初美女流四段) [将棋]

里見清麗の連勝で迎えた第3局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/

両者の対戦成績は里見香16勝、上田5勝と離れています。
ただ、この5勝のうち4勝がタイトル戦であり、残りの1つがタイトル戦の挑戦者決定戦です。
大舞台になればなるほど、力を発揮する女流棋士なのかなと思います。
圧倒的な戦績を残す里見清麗ですが、いまや完全振り飛車党なので、狙い撃ちは可能かと思います。
第2局は研究手を出す前に30分近く読みを入れて、確認してから指しましたが、ここで時間を使わなければまだまだ良い勝負ができたかもしれません。
上田女流四段からすれば後のない第3局です。
さあカド番で狙い撃ちの新手を出せるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/2/seirei202007100101.html

ということで、将棋です。
先手の里見清麗はエースである中飛車を採用せず、三間飛車に構えます。そこから銀をするすると前線に出します。
研究を警戒して、読みを外してきたのかもしれません。
後手上田女流四段は穴熊に構えて持久戦を志向します。
里見清麗は中飛車に振り直しますが、穴熊の堅陣が光る展開となり、やや後手作戦勝ちとなります。
そこから力の籠った押し引きが続きます。
先手も粘り170手を超える熱戦となりますが、最後まで上田女流三段が逆転を許しませんでした。
カド番から1勝を返し、久しぶりのタイトル奪取に望みをつなぎました。

第4局は、8月6日(木)に東京将棋会館で行われます!
nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

創作状況【7月下旬】 [ぼくの公募状況]

半年分のメルマガを推敲しました。

【サイトーメルマガ第154回の内容紹介】
◆創作に役に立つ書籍紹介 宿野かほる『ルビンの壺が割れた』
◆TO-BE小説工房に挑戦中(第64回)
◆公募情報数点
 今月は評価が両極端に分かれる「ルビンの壺が割れた」を題材に、評価が割れた理由を考えたいと思います。
 メルマガ登録はこちらから。もちろん無料です!
 http://www.arasuji.com/saitomagazine.html

【ショートショートガーデン】
とりあえず夏なので怪異シリーズを2本ばかり。
〔白菜の怪異〕
https://short-short.garden/S-uCTiVc

〔リモコンの怪異〕
https://short-short.garden/S-uCTiZF

「空想競技」コンテストが始まったので、とりあえず5本書いてみた。
もう少し増やしてから選びます。
それと通常投稿のストックを2つ増やす。これ以上、ストックを増やしても仕方がないのだが。

【TO-BE小説工房】
今月投稿作品を最後の最後にさらっと見直したらとんでもない誤字が2か所あった。
うーん、われながら雑するぎる。
来月のテーマは「先生」だ。とりあえず書いてみたが、尺が合わなくて悪戦苦闘。草稿段階で4枚と4行なので、少なくともあと10行は増やさないと。
テーマが先生なので唐突に「森昌子」を登場せることで丁度5枚になったが、これはありなのか?

【SSスタジアム】
第12回応募作品だが、推敲するたびに手を加える必要がでてくる。
普通に書いたつもりだったが、草稿段階の完成度が低かったらしい。
切がないので、投稿日を決めて、その日までイジって投稿しました。
あとは結果を待つのみです。

【星新一賞】
来年の応募用作品を推敲する。
賞の傾向に合わないというが現代風ではないが、個人的にはこういうバカSFは大好きです。
自分で自分の作品を好きになっても仕方がないのだが。

【創元SF短編賞】
そのうち本を読み始めます。切り替えたら、いろいろと新技術を試してみたいなあと思いつつ。

【北区内田康夫ミステリー文学賞】
9月は公募が重なるので、ほかの作品を優先して推敲しています。
8月に入ったら本格的に見直す予定。予定は未定とはよくいいますが。

【坊ちゃん文学賞】
応募候補作を推敲する。
だいぶ前にかいたので内容をすっかり忘れていた。
うーん、やっぱり現代的ではないなあ。ひとつは松山をテーマにした作品なので、これはこれで良いかとも思うが、やっぱりひとつは現代的な作品を書いておきたい。
とりあえずストックを貯めてから、選びます。

【福島正実SF童話賞】
そのうちブラッシュアップします。たぶん……。

【ゆきのまち幻想文学賞】
今年の応募予定作を見直すが、うーん、なんか文章がいまいちです。柱が定まっていないというか、全体的に何かがぶれている気がします。
ということでもう一度見直すと、現実と空想との切り替えが多すぎることに気が付く。まとめる部分はまとめ、かなりスッキリした。
完成まであと少しです。

nice!(6)  コメント(19) 
共通テーマ:

【公募情報】2020年(第48回)毎日農業記録賞 [公募情報]

農家でなくても応募可能です。

〔主催者HP〕
https://www.mainichi.co.jp/event/aw/mainou/guide.html

もうすぐ半世紀を迎える長寿の公募です。
一般部門と高校部門に分かれていますが、応募資格は”「農」や「食」、「農に関わる環境」に関心のある人”と共通です。
テーマも応募資格と同じで、「農」や「食」、「農に関わる環境」、「農村」への思い、体験、提言になります。
農に関する体験は農家でなければ書きにくいかもしれませんが、提言についてだれでも思いをぶつけることが可能です。
制限文字数は3000~3200文字程度、応募締切は令和2年9月4日です!

<募集要項抜粋(一般部門)>
募集内容:作文
テーマ :「農」や「食」、「農に関わる環境」、「農村」への思い、体験、提言
最優秀賞:賞金30万円
応募締切:令和2年9月4日
制限枚数:3000~3200文字程度
応募方法:郵送
nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:

第78期名人戦第4局(豊島将之名人VS渡辺明二冠) [将棋]

豊島名人の2勝1敗で迎えた第4局です。

〔中継サイト〕
http://www.meijinsen.jp/

第4局の舞台はホテル椿山荘です。
椿山荘といえば、例年名人戦第1局が開催されてきましたが、今年はコロナの影響もあり第4局となりました。
イレギュラーな日程て関係者の苦労もひとしおだと思いますが、伝統の舞台で今年も開催されることをうれしく思います。
昨年度の将棋界は、豊島竜王名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠の3強といっていいと思います。
豊島名人と渡辺三冠が名人戦で激突し、同時平行で永瀬叡王に豊島名人が挑戦しています。
これで永瀬叡王が渡辺三冠のタイトルに挑戦すれば、見事にぐるりと一周します。
永瀬叡王が渡辺棋聖に挑戦すれば、この3強が平行でタイトルを奪い合う嵐のような状況になるところですが、藤井聡太七段が挑戦者決定戦で永瀬二冠に勝ち、史上最年少でのタイトル挑戦となり、さらに渡辺棋聖からタイトルを奪取して最年少タイトルホルダーの新記録を達成したことは記憶に新しいところだと思います。
これで、昨年度までの3強から、はっきりと4強時代に突入したと思います。
豊島名人としては、4強の一角を占めるためにも、名人は防衛したいところだと思います。
豊島名人がリードしての第4局、椿山荘で行われる伝統の一戦は、どうなったでしょうか!

〔棋譜〕※ロックショウギさんからお借りしました。
https://6shogi.com/78meijinsen4/

戦型は最近採用数が増えている矢倉となりました。
近代将棋は角交換が多いですが、矢倉でも角交換が前提となる脇システムとなります。
矢倉の中でも研究が進んでいる戦型で、お互いに自信がないと指せないと思います。
端歩の関係で前例がぐっと減り、先手渡辺二冠が1日目から角切りの猛攻を見せます。
中盤の難所では名人戦らしくお互いに長考合戦となりますが、1日目の時点で渡辺二冠が持ち時間で1時間44分リードしたのは大きかったように思います。
二日目になるとさらに持ち時間の差が広がり、2時間を超えます。
通常は持ち時間が少ない方が苦戦なのですが、局面は互角です。
ここから22分を費やして刺した豊島名人の5三玉が結果として敗着となりました。
お互いに寄せ合う局面が続きますが、先に進むと5二玉なら助かるが、5三玉なら即詰みと明暗が分かれてしまいました。
豊島名人は秒読みまで時間を使い切り、102手目を指さずに投了しました。

これで名人戦は2勝2敗の五分となりました。
第5局は8月7、8日に東京・将棋会館で行われます!
nice!(7)  コメント(7) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【公募情報】川柳・川柳漫画コンクール [公募情報]

主催者は千曲市です。

〔主催者HP〕
https://www.chikuma-bunka.jp/mangakan/senryu2020.html

川柳漫画とは、川柳とそれを表現したヒトコマ漫画を組み合わせた技法ですが、千曲市稲荷山出身・近藤日出造氏が得意としていたそうです。
この近藤日出造氏を記念して、平成2年から募集が始まりました。
なので30年もの歴史があります。
募集は川柳の部と川柳漫画の部に分かれているので、絵がかけないひともOKです。
川柳漫画に興味のある人は、ぜひとも挑戦してみてください。
応募締切は令和2年8月30日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳、川柳漫画
テーマ :川柳は自由、川柳漫画は「私が選んだトップニュース」
大  賞:図書カード1万円
応募締切:令和2年8月30日
応募方法:部門により異なる
nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:

【書評】互盛央『言語起源論の系譜』 [書評]

第36回サントリー学芸賞 芸術・文学部門 受賞作です。


言語起源論の系譜

言語起源論の系譜

  • 作者: 互 盛央
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/05/23
  • メディア: 単行本



言語はどこから来たのか、という問いはプラトンの時代からヨーロッパを中心に議論が続けられてきました。
もちろん当時はFOXP2遺伝子など知るよしもなく、その議論は哲学となり、様々な考えが生まれては消えていきました。
そうした哲学史を一冊でまとめたのが本著です。
言語の起源論は、科学的には意味がありませんが、哲学を掘り下げたという意味では人類の進歩に功績があったと思います。
内容はかなり難解で、哲学の素養がないと理解は困難だと思います。
労作であることは間違いありませんが。

哲学が好きなひとに向けて!
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

【公募情報】令和2年度介護川柳募集 [公募情報]

8月10日は介護の日です。

〔主催者HP〕
https://www.toyama-shakyo.or.jp/wp/wp-content/uploads/v_2020kaigosennryuu.pdf

主催者は富山県ホームヘルパー協議会です。
介護にあたるヘルパーへの想いなどをこめた川柳を募集しています。
昨年度の受賞作を見ると、ヘルパー目線、家族目線、ダジャレとバランスのとれた採用となっています。
今年も同じ傾向だとすると、まとを絞るのは難しそうですが、裏を返せばどのような系統でも受賞の可能性があると思います。
応募締切は8月28日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳
テーマ :ヘルパーへの想いなど
最優秀賞:賞金1万円
応募締切:令和2年8月28日(必着)
応募方法:郵送
nice!(8)  コメント(2) 
共通テーマ:

【書評】ロバートキヨサキ『金持ち父さん、貧乏父さん』 [書評]

アメリカのお金持ちが教えてくれるお金の哲学です。


金持ち父さん貧乏父さん

金持ち父さん貧乏父さん

  • 作者: ロバート キヨサキ
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2000/11/09
  • メディア: 単行本



好対照の二人のお父さんが登場します。
ひとりはコツコツ働くお父さん。もうひとり起業して、子どもに金を稼ぐために自分で考えろと突き放すお父さんです。
もちろん前者が貧乏お父さんで、後者が金持ちお父さんです。
資産と負債の考え方が分かりやすいです。
お金持ちお父さんの定義だと、資産は収入をもたらしてくれる財産。支出を伴う財産は全て負債です。
家、車、骨とう品は全部負債です。
資産は株、不動産(収入を得ている場合)になります。
お金持ちお父さんの教えは、究極のところ、資産を増やして負債を減らすということです。
それと、稼ぐための方法をいつも考え、よく学ぶことです。
お金について教えてくれる良著は少ないです。
そのなかでもこの本は間違いなく良著だと思います。

お金持ちを目指したいひとのために!
nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:

第5期叡王戦第5局(永瀬拓矢叡王VS豊島将之竜王・名人) [将棋]

永瀬叡王の1勝1敗2持で迎えた第5局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/

叡王戦は元々は電王戦として、人間VSコンピューターの対戦という歴史的イベントから始まりました。
PVでも電王戦に触れられていて、今回の両対局者が電王戦でコンピューターに勝利した数少ない棋士であることも描かれています。
二人とも当時は二十代前半でした。あれからもうこんなに時間がたってしまったのかと驚きます。
電王戦以降、豊島竜王名人は将棋の勉強をコンピューターとの対戦中心にして、対人はほとんどしていないそうです。
逆に永瀬叡王はとにかくVSを頻繁に行い、将棋の勉強を対人に重きをおきます。
どちらの勉強法が優れているというわけではなく、棋風なのかなと思います。
豊島名人はロジカルに真理を追究するタイプで、永瀬叡王は最善手ではなくても負けにくい手を好みます。
将棋上達の最善手はひとつではありません。
さあ、電王戦後に両極端な道を歩いた両者ですが、第5局はどのような将棋になったでしょか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/5/eiou202007230101.html

ということで、将棋です。
戦形は相掛かりとなりますが、豊島竜王名人の挑発に乗るかのように永瀬叡王が真っ向から主張をぶつける手を選び、序盤早々に乱戦となります。
さすがにこれは短手数での決着……とならないのが永瀬叡王です。
中盤は豊島竜王名人が少し良かったようです。
永瀬叡王は局面を長引かせるためか、後手飛車を桂馬で強引に抑え込み、ゆっくりと攻めの体制を築きます。
お互いに長引くような局面となったところで、双方1分将棋です。
1時間、3時間の持ち時間の勝負は、どうしても最終番の手前で秒読みになってしまうようです。
こうなると指運に近いです。
1分将棋で互角の形勢が続きますが、82手目に豊島竜王名人が玉をすっと引いた手が敗着になったようです。
そこからは永瀬叡王の教科書のような寄せが決まり、111手まで苦しい将棋をものにしました。

これで2勝1敗となり、永瀬叡王が1歩リードです。
第6局は8月1日に大阪市「関西将棋会館」で行われます!
nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【公募情報】第11回税金川柳 [公募情報]

どうしても紹介したくなる公募です。

〔主催者HP〕
https://www.tohoren.or.jp/musashifuchu/index.asp?patten_cd=12&page_no=343

主催者は武蔵府中法人会ですが、賞金が5万円と川柳公募では高額です。
テーマはもちろん税金についてですが、昨年度最優秀作品は
「このおでん 冷めたとしても 持ち帰る」
なので、テーマはかなり幅広くとっても大丈夫そうです。
自分にはどう税金とつながるのかわかりませんでした(笑)
応募締切は令和2年8月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳
テーマ :税金
最優秀賞:賞金5万円
応募締切:令和2年8月31日(必着)
応募方法:はがき、郵送、FAX、インターネット
nice!(6)  コメント(1) 
共通テーマ: