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第5期叡王戦第7局(永瀬拓矢叡王VS豊島将之竜王・名人) [将棋]

永瀬叡王の2勝2敗2持で迎えた第7局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/

第6局のときに話題になりましたが、タイトル戦番勝負における最長手数は1230手だそうです。
もちろん加藤一二三九段が名人を獲得した第40期名人戦での記録で、持将棋1回、千日手2回の10番勝負と言われました。
この記録ですが、よく見ると数字が一二三になっているのが偶然とはいえ面白いです。
第5期叡王戦ですが、すでに持将棋2回、千日手1回があったこともあり、第6局終了時点で1141手に達しています。
最低でもあと2局あることを考えると、最長手数更新はほぼ間違いなさそうです。
長手数は熱戦の証です。
さあ、第7局で記録を更新し、将棋史上最大の熱戦となるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/5/eiou202008100101.html

ということで将棋です。
戦形は相掛かりとなりました。
角換わりは先手・後手とも工夫が求められており、避けられている傾向にあるようです。
研究にはまるのを恐れているのかもしれません。
序盤は乱戦気味になります。
永瀬叡王は後手にあえて龍を作らせ、自身は馬を作ります。
ここからはどちらの寄せが早いかの勝負です。
豊島竜王名人は龍に続けて作った馬を自陣にひきつけ、玉を最前線に繰り出しての受けの強手を放ちますが、弱点の桂頭を狙われて最前線に立った玉の撤退を余儀なくされては苦しいです。
そこから攻め合いにスイッチするも、永瀬叡王に強く攻め合われては間に合いません。
タイトル戦番勝負における最長手数の記録を更新した直後、91手まで永瀬叡王の完勝となり、これで防衛まであと1勝に迫りました。

第8局は9月6日(日)に神奈川県秦野市「元湯 陣屋」で行われます!
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