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【映画】マッドマックス [映画評]

低予算ながら大ヒットとなり、メルギブソンの出世作となりました。


マッドマックス [Blu-ray]

マッドマックス [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2013/12/04
  • メディア: Blu-ray



舞台は近未来のオーストラリア。
暴走族が我が物顔で暴れまわる世紀末風ですが、あまり未来っぽくないです。
主人公は暴走族を取り締まる特殊警察です。
前身黒づくめのライダーズスーツに身を包み、上腕には小手のようなものが装備されています。車も特別製ですが、低予算らしく塗りなおした中古車のようです。
カーチェイスの末に暴走族の一味であるナイトライダーが事故死したのですが、それを逆恨みした暴走族グループに仲間が襲われて交通事故から焼死します。
主人公は警察を止める決意をしますが、体調に遺留されて休暇中に妻と子供が暴走族に襲われます。
妻は重症、子供は死亡。
主人公は暴走族グループに復讐を決意し、無断で特殊車両を持ち出すと、暴走族グループを次々と血祭りにあげます。
という感じで、分かり易い勧善懲悪ものです。
主人公が途中で挫折して、そこから復活するのもお約束です。
低予算映画らしく、とてもB級っぽい作品です。キングオブB級といった感じです。
本作は1979年公開で、わずか35万AUDで制作されました。当時のレートが分かりませんが、25万ドル程度でしょうか。
この予算で車を何台も破壊し、バイクも次々と倒れます。
残虐シーンは直接表現せず(予算の問題?)あくまで示唆する程度に抑えています。
この映画の特殊撮影や舞台設定は、国内外の多くの作品に影響を与えたそうです。たしかに、プチ終末物の代名詞といえばマッドマックスです。
いま見ると、うーん、と思う部分もありますが、当時としては革新的でナウい映画だったのかと思います。
わずか35万AUDの製作費にも関わらず、興行収入1億ドルを稼ぎ出しました。ざっくり400倍です。

メルギブソンの出世作であり、有名作品を鑑賞したいひとのために!
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