【書評】門田隆将『リーダーの本義』 [書評]
著者がいままで書いてきたノンフィクションから、リーダーの本義を探ります。
取り上げられている人物の中で、リーダーと言えるのは福島第一原発で指揮を執った
吉田昌郎所長と根本博陸軍中将です。
前者は官邸や本社からの命令を無視して、原子炉を冷却するために海水注入を続けました。後者は武装解除命令を無視して迫りくるソ連軍に抵抗し、多くの市民と兵士をシベリア抑留や婦女子への強姦等の悲劇を防ぎました。
組織として命令違反は許されることではありません。
しかし、彼らは専門性に裏打ちされた「これしかない」という確信が、命令違反を決断させ、多くの人々を救いました。
ただこれもリーダーに統率力があってこそです。
自らの命すら捨て去るだけの決意と行動があってこそ、部下はついてきたのだと思います。
ノンフィクションの美味しいところだけを読みたいひとのために!
取り上げられている人物の中で、リーダーと言えるのは福島第一原発で指揮を執った
吉田昌郎所長と根本博陸軍中将です。
前者は官邸や本社からの命令を無視して、原子炉を冷却するために海水注入を続けました。後者は武装解除命令を無視して迫りくるソ連軍に抵抗し、多くの市民と兵士をシベリア抑留や婦女子への強姦等の悲劇を防ぎました。
組織として命令違反は許されることではありません。
しかし、彼らは専門性に裏打ちされた「これしかない」という確信が、命令違反を決断させ、多くの人々を救いました。
ただこれもリーダーに統率力があってこそです。
自らの命すら捨て去るだけの決意と行動があってこそ、部下はついてきたのだと思います。
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