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【映画】オーシャンズ12 [映画評]

豪華キャストがさらにパワーアップして楽しめます。


オーシャンズ12 [Blu-ray]

オーシャンズ12 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: Blu-ray



とにかく俳優陣がすごいです。
主役のオーシャンを演じるのはジョージ・クルーニー。
わきを固めるのは前作から引き続いて登場のブラッドピット、マットデイモン、ジュリアロバーツに、本作では刑事役のキャサリンセタジョーンズ、さらにちょい役としてブルースウィルスまで登場です。
さてさてストーリーですが、前作でカジノから大金を盗み取ったオーシャンズですが、カジノからの反撃にあい、2週間で耳をそろえて返すよう脅迫されます。
まずはマツイからの指示で小さな盗みをしますが、肝心の品がすでにナイトフォックスを名乗る怪盗によって奪われていました。
ナイトフォックスは師匠のルマークが、一番の泥棒はオーシャンだと言っていたことを気にかけ、オーシャンとの泥棒勝負をしかけます。
カジノにオーシャンたちの情報流したのも、マツイに指示をしたのも、すべてナイトフォックスの仕業でした。
泥棒を追う敏腕刑事、それにオーシャンとナイトフォックスの泥棒対決が始まります。
というのがざっくりストーリーです。
昔を思わせる雰囲気の音楽といい、ハプニングだらけの泥棒計画といい、軽快に楽しめる映画だと思います。
最初のマツイからの依頼は隣の建物の高さが足りないことが判明し、奇想天外な方法で解決します。
次に泥棒勝負ですが、最初の計画は綿密に立てられていたのに、刑事に阻止されて一味のほとんどが捕まります。
残ったメンバーで急遽計画を練り直します。
その計画のキモがテスにジュリアロバーツのふりをさせる(※ジュリアロバーツがジュリアロバーツの演技をする!)ことですが、たまたま旧知のブルースウィルスがいたことで、てんやわんやになります。
成功……と見せかけて、最後にバレて残りのメンバーも捕まります。
こうした失敗の連続と、ハプニングを機転で切り抜けようとするのが見所です。
ユーモアも盛り込まれており、あきらかに無理な機転には笑ってしまいます。
評論家の評価はあまり高くありません。
ちょっと込み入りすぎの人間関係と、最後のオチがいままでの伏線を無視しているところが評価を落とした原因かと思われます。
確かにその通りなのですが、そうした厳密性を要求される映画ではないので、ぼくは素直に楽しめました。
製作費1億1千万ドルに対して興行収入3億6千万ドルと大作に恥じない成績を収めました。

軽快なケイパー映画(韻を踏んでみました)を楽しみたいひとのために!
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【書評】渡辺照宏・宮坂宥勝『沙門空海』 [書評]

空海の生涯を再現します。


沙門空海 (ちくま学芸文庫)

沙門空海 (ちくま学芸文庫)

  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1993/05/01
  • メディア: 文庫



弘法大師空海ほど、多くの伝説・俗信が伝えられている人はいないと思います。
奈良時代末に生まれ、遣唐使として唐で最新の密教を学び、日本に戻ってからは平安時代初期に真言宗を開きました。
この本によると、空海は仏教一筋ではなく、若いころは儒教や中国の古典など幅広い学問を修めたそうです。
その知識が生かされたのか、各地の土木工事にも監督員として動員され、まさにスーパーマンのような活躍をします。
同世代の最澄も密教の教義において空海が上回っていることを認めるなど、まさに日本一の仏教指導者でした。
ただ、弟子には恵まれなかったようで、後世の影響度という意味では最澄が上回っているようです。
著者は幅広い仏教知識を総動員して歴史的事実と伝説とをえり分けており、よい研究書だと思います。

空海の生涯をしりたいひとのために!
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