【映画】ライブリポート [映画評]
スマホで誰もがライブ配信できる時代を切り取ったクライムサスペンスです。
製作は2019年。
署長の娘が誘拐され、水槽に閉じ込めらるという事件が発生します。その水槽には水が流し込まれ、64分後に満水になります。
容疑者は2人で、そのうち1人を主人公の警官ペニーは撃ち殺してしまいます。
そのためペニーは停職処分となりますが、独断専行で捜査を続行します。そこにスマホカメラを持った若い女性が現れます。
彼女は市民レポーターとして、事件をライブ配信していました。
ペニーに直撃する少女。警官は車が必要だったことから少女の助けを借りることとなり、こうしてライブ配信されながらの捜査が始まります。
というストーリーです。
物語として必要な要素はそろっていると思います。
最初、彼女は完全にウジ馬として報道します。現場の警察官の苦労など想像にも及びません。
それが死者多数の激しい銃撃戦を経て考え方が変わり、やじ馬から協力者として行動するようになります。
彼女は事件を通じて成長します。
クライマックスでは、3の法則が使われています。
娘の監禁場所も最初は「犯人の住所」と思わせて×で、次は「最近相続した実家」と思わせてこれも×。
そして実家と犯人とのもみ合いで得たヒントで、答えを導き出す仕組みです。
ペニーや犯人にはバックストーリーがあり、過去の秘密が段階的に明かされることで、ペニーや犯人の行動が理解できるようになります。
バックストーリーが原因のペニーの葛藤は、捕らわれていた少女を助けることで解消されます。
こうして並べるとよい脚本のように思うのですが、肝心のライブ配信による効果がいまひとつなのかなあと。
ラストでライブ配信したことで協力者が続々と集まるのですが、利点はそれだけです。
ライブ配信が映画をまとめる糸の役割を果たしているのですが、映像を流しているだけでストーリーに大きな影響を与えていないため、力不足。
十分に楽しめる映画なのですが、設定を活かしきれていない印象を持ちました。
興行収入は65万ドルと、さすがに赤字でしょうね。
クライムサスペンスを楽しみたいひとのために!
製作は2019年。
署長の娘が誘拐され、水槽に閉じ込めらるという事件が発生します。その水槽には水が流し込まれ、64分後に満水になります。
容疑者は2人で、そのうち1人を主人公の警官ペニーは撃ち殺してしまいます。
そのためペニーは停職処分となりますが、独断専行で捜査を続行します。そこにスマホカメラを持った若い女性が現れます。
彼女は市民レポーターとして、事件をライブ配信していました。
ペニーに直撃する少女。警官は車が必要だったことから少女の助けを借りることとなり、こうしてライブ配信されながらの捜査が始まります。
というストーリーです。
物語として必要な要素はそろっていると思います。
最初、彼女は完全にウジ馬として報道します。現場の警察官の苦労など想像にも及びません。
それが死者多数の激しい銃撃戦を経て考え方が変わり、やじ馬から協力者として行動するようになります。
彼女は事件を通じて成長します。
クライマックスでは、3の法則が使われています。
娘の監禁場所も最初は「犯人の住所」と思わせて×で、次は「最近相続した実家」と思わせてこれも×。
そして実家と犯人とのもみ合いで得たヒントで、答えを導き出す仕組みです。
ペニーや犯人にはバックストーリーがあり、過去の秘密が段階的に明かされることで、ペニーや犯人の行動が理解できるようになります。
バックストーリーが原因のペニーの葛藤は、捕らわれていた少女を助けることで解消されます。
こうして並べるとよい脚本のように思うのですが、肝心のライブ配信による効果がいまひとつなのかなあと。
ラストでライブ配信したことで協力者が続々と集まるのですが、利点はそれだけです。
ライブ配信が映画をまとめる糸の役割を果たしているのですが、映像を流しているだけでストーリーに大きな影響を与えていないため、力不足。
十分に楽しめる映画なのですが、設定を活かしきれていない印象を持ちました。
興行収入は65万ドルと、さすがに赤字でしょうね。
クライムサスペンスを楽しみたいひとのために!