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創作状況【2月下旬】 [ぼくの公募状況]

すっかり忘れていましたが、花粉の季節です。

【サイトーメルマガ第161回の内容紹介】
◆メルマガ読者の受賞報告~竹村式の川柳公募のコツについて~
◆創作に役に立つ書籍紹介 田丸雅智『恋子レンジ』
◆TO-BE小説工房に挑戦中(第71回)
◆公募情報数点
 来月は川柳公募のコツと、ショートショートにおける伏線の張り方の参考となる作品紹介の2本立てです。
 次回発行は3月5日です。メルマガは無料なので、ドンドン登録してください!
 
【ショートショートガーデン】
受講生からいただいたアイデアで書いた作品を、3週連続してUPします。

〔2作目:栄光の左遷〕
https://short-short.garden/S-uCTneA

〔3作目:使えば使うほど汚くなる掃除機〕
https://short-short.garden/S-uCTniY

【TO-BE小説工房】
今月の投稿作品は推敲に悪戦苦闘する。
最近の自分は考えたストーリーに合せて強引にキャラを動かそうとする傾向が強かったのが、悪文を連発する原因だと気が付く。
冒頭をほぼ差し替えて、ようやく平均的なレベルに到達したかなあ、たぶん。
来月も同じ調子で推敲を進める。まあ、悪くはない。あとはタイトルを決めるだけ。

【SSスタジアム】
次回のテーマ待ちなので、入選作『ぬくもり』を読む。
これは擬人法ですね。
個人的には「なぜ、そこまで無理をして温泉に行く?」と突っ込みたくなりましたが、まあ、これは設定ということで。
こういう作品もありなのか、と思った次第。

【星新一賞】
気が向いたら新しいアイデアにとりかかりるということで。

【創元SF短編賞】
次回応募予定作は完成済み(締切を間違えて応募できなかっただけですが)なので、しばらくお休み。ボツアイデアは、そのうちショートショートガーデンにUPする予定。

【坊ちゃん文学賞と恐怖の扉百物語】
恐怖の扉百物語だが、新しいのを書く前に、いままで書いた作品の推敲を進めることにする。
文章を読み返すことで、もう少し、すっと書けるような感覚を取り戻したいというか。
最近は書きたいものを書くというスタンスだったため、自分の中にある悪癖が表に出て、こびりついてしまったような気がします。
いまは、オーバーホールの時間なのかもしれません。

【福島正実SF童話賞&講談社児童文学賞】
気がむいたらブラッシュアップした作品を講談社児童文学賞に出したいけど、暇がない。

【ゆきのまち幻想文学賞】
受領通知が届きました。今年も表彰式は未定とのこと。
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第79期順位戦【A級・最終一斉対局】 [将棋]

今年は静かな長い日になりました。

〔対戦表〕
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2020/79a/index.html

一斉対局が行われたのは、前日の2月26日です。
最終戦を前に今年の降級者2名が決まっており、挑戦者争いも2名に絞られています。
残念なことに降級が決まったのが三浦弘行八段と稲葉陽八段です。
2名とも今期の調子が悪く、星が伸びていないので、致し方ないのかもしれません。三浦八段はA級通算19期と残留力に定評があり、陥落したときも1期でA級に戻ってきました。
2度目の返り咲きがなるかどうか、来季の戦いに注目です。
挑戦権争いは1敗の斎藤慎太郎八段と広瀬章人八段に絞られています。
斎藤八段が勝てば名人挑戦が決まり、広瀬井八段が敗れても決定です。
先に決着したのは、広瀬・豊島戦でした。

 広瀬章人八段 ● ― ○ 豊島将之名人

この時点で斎藤八段の名人挑戦が決まりました。なお、斎藤・佐藤天戦は横歩取りの激戦が続き、最後は斎藤八段が勝ち、名人挑戦に華を添えました。

 斎藤慎太郎八段 ○ ― ● 佐藤天彦八段

その他の結果は以下の通り。
 三浦弘行九段 ● ― ○ 羽生善治九段
 佐藤康光九段 ● ― 〇 菅井竜也八段
 糸谷哲郎八段 〇 ― ● 稲葉陽八段

来季はベテランで現会長である佐藤康光九段が4勝5敗で7位、棋界のレジェンド羽生善治九段が4勝5敗で8位と苦しい順位からのスタートとなります。
ベテラン50代コンビの残留がなるかどうかが、注目を浴びそうです。
来季も楽しみです!
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【公募情報】憲法改正(改憲)川柳コンクール(川柳・3/31〆) [公募情報]

憲法について考えることは大事だと思います。

〔主催者HP〕
http://atarashii-kenpou.jp/event/senryu-contest2021.html

主催者は「新しい憲法をつくる国民会議」です。
主催者HPに「日本国憲法は、占領下の昭和22年に成立して以来70年以上、一度も改正されておりません。法と現実のギャップは著しく、政府は法文を解釈で補って運営してきましたが、それも限界に来ております」とあります。
日本国憲法というと9条ばかり注目されますが、それだけではありません。
憲法について様々な意見はあるとは思いますが、世の中は激変していますので、みんなのためによりよい憲法を考える時期なのかなとは思います。
応募締切は令和3年3月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳
テーマ :憲法改正
大  賞:賞金3万円+書籍
応募締切:令和3年3月31日
応募方法:インターネット、メール、FAX、郵送
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【書評】横山秀夫『動機』 [書評]

警察小説の雄、横山秀夫の第二短編集です。


動機 (文春文庫)

動機 (文春文庫)

  • 作者: 横山 秀夫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2002/11/08
  • メディア: 文庫



収録されているのは4編です。
表題作の『動機』は警察ですが、『逆転の夏』は元受刑者、『ネタ元』は事件記者、『密室の人』は裁判官と作風の幅を広げています。
デビュー作で満足することなく筆の幅を広げられるところに、長く活躍される作家は違うと感じます。
表題作の動機ですが、まとめて保管されていた警察手帳が30冊も一気に紛失します。
この事件の動機がキーなのでそれがタイトルとなっていますが、ある意味で方程式のような作品です。
ある程度、展開が読める部分んもありますが、第53回日本推理作家協会賞受賞作だけあって、完成度の高い短編だと思います。
どの作品も、心理描写というか、”動機”の描き方がうまく、参考になる短編ばかりだと思います。

短編警察小説を読みたいひとのために!
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【公募情報】第10回いかなごのくぎ煮文学賞(短歌~随筆3/31〆) [公募情報]

ノンスタイルの珍しい公募です。

〔主催者HP〕
https://www.gogyofuku.co.jp/news/

主催者HPを見ると「俳句、短歌、川柳、詩、エッセイなど、スタイルは問いません。「くぎ煮」への〝熱い思い〟をお寄せください」とあります。
そのため、ジャンルは不問のようです。
小説が可かどうかは分かりませんが、「スタイルは問いません」をそのまま読み取ればありなのかもしれません。
ただその場合でもエッセイの字数制限が800字程度とあるので、原稿用紙2枚前後にする必要があるとは思います。
応募締切は令和3年3月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:スタイル不問
テーマ :くぎ煮
最優秀賞:2万円+珍味セット
応募締切:令和3年3月31日
応募方法:郵送、FAX、メール
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第32期女流王位戦挑戦者決定リーグ戦最終一斉対局 [将棋]

白組が激戦です。

〔対戦表〕
https://www.shogi.or.jp/match/jo_oui/32/honsen.html

紅組は最終戦を前にして、4連勝の山根ことみ女流二段が優勝を決めています。
今期は絶好調で、2月13日時点で27勝8敗の勝率0.771、16連勝中と波に乗っています。
加藤桃子女流三段との直接対決を制したのも大きく、堂々たる成績だと思います。

白組は伊藤沙恵女流三段と本田小百合女流三段が3勝1敗で並んでいます。あと、2勝2敗の清水市代女流三段も可能性を残しています。
それぞれの最終戦の結果は
 伊藤沙恵女流三段 〇 ― ● 加藤 圭女流初段  
 本田小百合女流三段 〇 ― ● 清水市代女流七段  

伊藤女流三段は序盤の作戦勝ちから、持ち時間を2時間近く余しての快勝です。加藤女流初段は後手番ながら積極策を取りましたが、駒組の不備をとがめられてしまいました。
これで伊藤女流三段が女流王位戦挑戦者決定戦への進出が決まりました。
最後まで挑戦権の可能性を残していた本田女流三段と清水女流七段の戦いは、清水女流七段が後手番右玉ながら先攻していきましたが、玉の薄さで勝ちにくい展開となり、本田三段が勝利しました。
伊藤女流三段が敗れていてば挑戦権獲得でしたが、あと一歩、及びませんでした。

これで女流王位戦挑戦者決定戦は、伊藤沙恵女流三段と山根ことみ女流二段の組み合わせとなりました。
対戦日未定ですが、いまから楽しみです!

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【書評】チャイナ・ミエヴィル『言語都市』 [書評]

ローカス賞を受賞した他、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、アーサー・C・クラーク賞、英国SF協会賞候補になった作品です。


言語都市 (新★ハヤカワ・SF・シリーズ)

言語都市 (新★ハヤカワ・SF・シリーズ)

  • 作者: チャイナ・ミエヴィル
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2013/02/26
  • メディア: 単行本



難解なSFで知られる著者の9作目にあたる長編です。
ストーリーは、人間には発音できない言語を持つ異星人との交流と社会の崩壊を描きますが、世界観が丁寧に語られることがないので、かなりチンプンカンプンです。
書評やら解説を読んで、ポイントで読み返して、ようやく雰囲気をつかめた感じです。
これぞまさに本格SFで、一般的な読者が読みこなすのはかなり難儀だと思います。
軽く楽しみながら本を読みたいという層にはハードルが高くて、おすすめできないかもです。
自分はちょっと無理気味でした。
ただ、これだけ多くの賞を受賞しているのですから、その方面の通にとっては、革新的で、たまらない作品なのだと思います。

本格的なSFを読みたいひとのために!
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【公募情報】第33回日本動物児童文学賞(児童文学・4/20〆) [公募情報]

主催者は日本獣医師会です。

〔主催者HP〕
http://nichiju.lin.gr.jp/aigo/bungaku01.html

各回の審査会の結果がUPされています。
これが本当に細かくて、ちょっと驚きます。
第30回の審査会を読むと、応募作品が104。1次審査をひとりの作家が担当していることに驚きです。
受賞理由を通読すると、動物愛護のメッセージ性を最重要視していることが分かります。
応募を考えているひとは、ぜひとも参考にしてみてください。
制限枚数は40枚以上60枚以内、応募締切は令和3年4月20日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:児童文学
テーマ :動物福祉・愛護(読者対象を学齢児童とする)
賞   :30万円
制限枚数:原稿用紙40枚~60枚
応募締切:令和3年4月20日
応募方法:メール、郵送

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【書評】清水カルマ『カケラ女』 [書評]

2019年デビューの新人ホラー作家の3作目です。


カケラ女 (ディスカヴァー文庫)

カケラ女 (ディスカヴァー文庫)

  • 作者: 清水 カルマ
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2021/02/19
  • メディア: 文庫



1作目:『禁じられた遊び』ディスカヴァー文庫
2作目:『寄生リピート』幻冬舎文庫
ときて3作目はディスカヴァー文庫に戻ってきました。いずれもジャンルはホラーで、確実に地歩を固めている印象です。
本作の主人公は平凡な女子大生です。彼女が通う女子大にはアナウンサーや芸能人を輩出するミスコンがあります。
華やかな世界とは無縁と思っていた主人公ですが、ある偶然からミスコンの大本命であり、スクールカーストの最上位に君臨する女王の取り巻きグループに加わることになります。
陰の世界から陽の世界に引きずりだされた主人公。
そこから、主人公の暗転が始まります。
作品のテーマとしては復讐です。
多彩なキャラたちが持つ「憎しみ」「妬み」「欲望」といった負の感情が絡み合い、結果として復讐の念を凝縮させた「カケラ女」の跋扈を許してしまいます。
ホラーらしい怪物が暴れまわるシーンも見どころですが、その憎しみのエネルギーに飲み込まれていく主人公の悲しさも、印象に残りました。
陰から陽、陽から陰という場面の切り替えがうまいと思います。クライマックスも、陽と陰が重なり合います。
また、前半のシーンですが、女王のライバルだった女子学生が殺されるシーンも、ジワジワくる怖さがありました。
本書は著者のデビュー作である『禁じられた遊び』の続編のような部分がありますので、そちらに目を通してから本書を読むと、ラストの意味が分かると思います。

勢いのあるホラー作家の作品を読みたいひとのために!
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第46期棋王戦第2局(渡辺明棋王VS糸谷哲郎八段) [将棋]

糸谷八段の先勝で迎えた第2局です。

〔主催者HP〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/

糸谷八段が奨励会のときですが、将棋クラブ24でよく将棋を指していました。
そこでプロ入りしたばかりの渡辺棋王に目を付けられ、レーティングが下がってくると「糸谷狩り」と称して糸谷八段に対戦を申し込み、レーティングを回復していたそうです。
このときのことを渡辺棋王が「糸谷は絶対に対戦が断らないから」と述べていたのが印象的です。
その後、糸谷八段も奮起し、後半は互角に近くなったようです。
ですが、プロ入りしたあとの対戦成績を見ると、渡辺棋王が圧倒しており、この「糸谷狩り」のイメージが残っているのかもしれません。
ただ、棋王戦第1局は見事に逆転勝ちして、狩られる側から狩る側に回りました。
さあ糸谷八段は、第2局でも”狩る側”に回ることができたでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/46/kiou202102200101.html

ということで、将棋です。
先手は糸谷八段で、角換わりとなりました。
糸谷八段は序盤で1筋の位を取り、得意の右玉へと構えます。後手渡辺棋王は先手が序盤で端に手をかけたのを見て、早繰銀から銀交換に成功します。
さてと糸谷八段は6二玉と上がりますが、この瞬間に渡辺棋王は端から逆襲します。
先手としてはせっかく広げた端から反撃されてはたまりません。
しかし、銀交換で駒のある後手からの攻めは厳しく、午前中から渡辺棋王優勢になります。
これは事前準備が成功した形です。
糸谷八段も2筋の歩の突き捨てから1二角と怪しい角を放ちますが、渡辺棋王は素直に局面をすすめ、そのまま90手まで渡辺棋王の快勝譜となりました。

第3局は3月7日(日)に新潟県新潟市「新潟グランドホテル」で行わます!

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