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【書評】チャイナ・ミエヴィル『言語都市』 [書評]

ローカス賞を受賞した他、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、アーサー・C・クラーク賞、英国SF協会賞候補になった作品です。


言語都市 (新★ハヤカワ・SF・シリーズ)

言語都市 (新★ハヤカワ・SF・シリーズ)

  • 作者: チャイナ・ミエヴィル
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2013/02/26
  • メディア: 単行本



難解なSFで知られる著者の9作目にあたる長編です。
ストーリーは、人間には発音できない言語を持つ異星人との交流と社会の崩壊を描きますが、世界観が丁寧に語られることがないので、かなりチンプンカンプンです。
書評やら解説を読んで、ポイントで読み返して、ようやく雰囲気をつかめた感じです。
これぞまさに本格SFで、一般的な読者が読みこなすのはかなり難儀だと思います。
軽く楽しみながら本を読みたいという層にはハードルが高くて、おすすめできないかもです。
自分はちょっと無理気味でした。
ただ、これだけ多くの賞を受賞しているのですから、その方面の通にとっては、革新的で、たまらない作品なのだと思います。

本格的なSFを読みたいひとのために!
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