SSブログ

【公募情報】第24回伊豆文学賞 [公募情報]

文学の地として名高い伊豆をアピールする賞です。

〔主催者HP〕
www.izufes.net/IzuFes/

地方文学賞らしく、「静岡県内の自然や地名、行事、人物、歴史などを題材や素材にした新たな文章作品を募集」とあります。
ただ範囲は若干広く、伊豆限定ではなく、静岡県内ならOKです。
過去受賞作品のあらすじを何個か確かめてみると、基本的に純文学系のようですが、時代小説まではセーフのようです。エンターテイメント系は厳しそうです。
部門は小説・随筆・紀行文部門に分かれていますが、小説は原稿用紙30枚~80枚程度と短編と、原稿用紙3枚~5枚の掌編部門があります。
なので、気軽に応募できる枚数かと思います。
応募締切は令和2年9月17日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:(1)小説、随筆、紀行文 (2)掌編
テーマ :伊豆をはじめとする静岡県内の自然、地名、行事、人物、歴史などを題材
最優秀賞:(1)賞金100万円、(2)賞金5万円
応募締切:令和2年9月17日
制限枚数:(1)部門により異なる (2)原稿用紙3枚~5枚以内
応募方法:(1)郵送 (2)郵送、メール

nice!(9)  コメント(1) 
共通テーマ:

第78期名人戦第2局(豊島将之名人VS渡辺明三冠) [将棋]

渡辺三冠の先勝で迎えた第2局です。

〔中継サイト〕
http://www.meijinsen.jp/

渡辺明はA級順位戦を全勝で走り抜けました。
これは史上4人目で、過去3例のうち2例は名人を獲得しました。
と書くと勢いのある挑戦者有利と言いたい所ですが、星勘定を並べますと

大山康晴 3-4 中原誠(A級全勝)
羽生善治 3-4 森内俊之(A級全勝)
森内俊之 4-2 羽生善治(A級全勝)

10勝10敗のまったくの五分です。
ときの名人が絶好調だったというわけではなく、大山康晴はタイトルを次々と奪われていった時期と重なっていますし、森内俊之に至っては前年度勝率が.345です。
名人戦という重みというか、独特の雰囲気があったのかもしれません。
今回の相手は新鋭名人の豊島将之です。
渡辺明はタイトル戦の経験が豊富ですし、非常にロジカルな思考をするので独特の雰囲気の飲まれることはないと思います。
実際に第1局では、棋聖戦の激闘から中1日のハードスケジュールをものともせず、難解な将棋を勝ち切りました。
しかも後手番での勝利は大きいです。
第2局は先手番となりますので、ここでキープすれば名人奪取に大きく近づきます。
休養十分の渡辺三冠と比べて、豊島名人は間に王位戦挑戦者決定リーグ最終一斉対局が入っています。
しかも、今後は叡王戦と並行するのでスケジュール的な有利さがなくなります。
ここが踏ん張りどころの豊島名人は、ここで1勝を返すことができるでしょうか!

〔棋譜〕※棋譜はロック将棋さんより
https://6shogi.com/78meijinsen2/

相掛かりから早々に前例とない局面となり、渡辺三冠は25手目に17分、31手目ですでに50分の長考をしています。
時間の使い方からすると、早々に研究から外れていることを示唆しています。
研究の比重の大きいタイトル戦において、先手番の利を活かしきれないような印象を受けます。終局後のインタビューでも、予定から外れたことを認めています。
中盤はぱっと見では手の意味がわからない舷妙な攻防が続きます。
形や大局観ではなく、読みの勝負になっているのかもしれません。
形勢が大きく動いたのは90手目を超えてからです。
駒得をしている豊島名人がスナイパーのように4五角と打ち付けて渡辺玉をにらみます。
この角筋が受けづらく、後手が優勢から勝勢になります。
しかし、ここから渡辺三冠がふんばります。
豊島名人は戦力不足の渡辺三冠相手にと金で確実に迫りますが、その一瞬の隙をついて桂馬で手を作っていきます。
終局近しの雰囲気から勝負勝負と迫り、安泰だった後手玉を露出させます。
お互いに一分将棋になってからついに混とんとした局面になります。
一手指すごとに評価値が上下するいかにも人間らしい対局です
最後の最後に抜け出したのは、豊島名人でした。苦しみながらも158手まで勝利し、これで対戦成績を五分に戻しました。

第3局は、6月25日、26日に東京・将棋会館で行われます!
nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

創作状況【6月上旬】 [ぼくの公募状況]

緊急事態宣言が全面解除されて、少しずつ世の中が動き出した感じがします。

【サイトーメルマガ第153回の内容紹介】
◆こんな公募に挑戦しました 「〇〇家族コンテスト」
◆TO-BE小説工房に挑戦中(第63回)
◆公募情報数点
 今月は「〇〇家族コンテスト」を題材に、アイデアの分類について考えます。
 メルマガ登録はこちらから。もちろん無料です!
 http://www.arasuji.com/saitomagazine.html

【ショートショートガーデン】
他愛のない作品をひとつUPする。投稿直前に題名を変えました。
基本的にこんな感じの作品が好きだったりする。もうひとつはSF小噺です。
最後のひとつはベタなSFショートショート。

〔ことわざ〕
https://short-short.garden/S-uCTieH

〔現実主義者〕
https://short-short.garden/S-uCTijN

〔新薬〕
https://short-short.garden/S-uCTisV

南米作家の小説を初めて読み、独特の感覚に圧倒される。
触発されて2つ400字を書いてみる。
うーん、意味不明な作品だ(汗)

【TO-BE小説工房】
今月のテーマは忘れものですか。
パターン的には「物ではない忘れ物」からアイデアを作るところだがどうしようかなあ。
展開的にはいろいろあるところなのだが。

【SSスタジアム】
次回のテーマ待ちです。

【星新一賞】
ストックはあるので、のんびりと。

【創元SF短編賞】
テーマは決めました。
図書館もボチボチ再開し始めたので、おいおい調べ始めます。
まずは1冊目。SFとは全く関係ないの本だけど、いろいろと考えさせる。
イメージが広がりますが、まとまるかどうかは別問題。

【北区内田康夫ミステリー文学賞】
寝かし中です。そのうち見直します。

【坊ちゃん文学賞】
草稿はできたので、あとはのんびりと。

【福島正実SF童話賞】
ブラッシュアップのために、ハリウッド式脚本術の通りにワークを進めたけど、一度書いた作品をまるっと見直すのはなかなか難しい。
ワークの成果を参考にしつつ、少しでも改善できればと。

【ゆきのまち幻想文学賞】
ひたすら今年の受賞作を待ち続けている感じ。

【オール読物新人賞】
さて、投稿前に軽く読み返していたら、また手を加えたくなってきた。
自分の悪い癖です。6月20日までには出しますが、200字程度で概要を書かないといけないのかあ。どうしようかなあ。
事前に準備しておけばよかったと後悔することしきり。
1割オーバーならセーフかなと思い、216字の概要を付けて応募する。
どうなることやら。

nice!(10)  コメント(16) 
共通テーマ:

第31期女流王位戦第3局(里見香奈女流四冠VS加藤桃子女流三段) [将棋]

里見香女流王位の連勝で迎えた第3局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/

加藤桃子の父は奨励会在籍経験があり、のちに高校将棋部の顧問を務めています。母は女流アマ名人への出場経験があるという将棋一家に育ちました。
加藤桃女流三段が将棋を覚えたのは5歳で、その環境から、英才教育を受けてきたといっても過言ではないと思います。
母のつながりで高柳敏夫一門の指導を受けたそうですが、高柳一門は名門中の名門で、中原十六世名人をはじめとして、清水市代女流六段など棋士10人、女流棋士5人の大所帯です。
将棋に関する環境にも恵まれ、既にタイトル8期と才能を開花させることができました。
ある棋士が「将棋界にはコーチがいない」と表現していました。
チェス界では世界大会の前にはチームを組み、対戦相手の研究から調整までチーム一丸となって取り組むと聞いたことがあります。
ところが、将棋界には仲間同士の研究会はあってもチームという概念はありません。結局のところ、自ら考え、自ら強くなるしかありません。
里見香女流王位とは8連敗中とかなり苦戦していますが、加藤桃女流三段は、強くなった姿を師匠たちに見せつことができるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/kifu/31/joryu-oui202006170101.html

ということで、将棋です。
里見香女流王位の先手中飛車に、意地でもはるかのように後手加藤桃女流三段は穴熊を採用します。
積極的に仕掛けたのは加藤桃女流三段です。
そこから里見香女流王位がやや無理気味に端攻めで反撃します。角を見捨てての猛攻です。
激しい玉頭戦となりますが、中盤、加藤桃女流三段が叩きの歩を省略したことで、先手の勢力が上回ります。
加藤桃女流三段も粘りますが、優勢になってからの里見香女流王位の指しては確実でした。
危なげなくリードを広げ、踏み込むときは踏み込み、まさに圧巻の内容だったと思います。
143手まで里見香女流王位がこのまま押し切り、3連勝で防衛を果たしました。
これで6期目の女流王位です。

里見香女流王位おめでとうございます!
nice!(11)  コメント(1) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第79期順位戦C級2組【開幕前予想】 [将棋]

新四段に注目です。

〔C級2組対戦表〕
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2020/79c2/index.html

このクラスには棋王戦挑戦者となった本田奎五段がいますが、レート的には佐々木大大五段が抜けています。点数的にはB級1組どこからA級でもおかしくありません。
普通であれば大本命です。
もうひとり、B級1組クラスのレーティングを持つのが大橋貴洸六段です。
独特のセンスの持ち主で、『耀龍四間飛車 美濃囲いから王様を一路ずらしてみたらビックリするほど勝てる陣形ができた』というまるでラノベみたいなユニークな戦術書を世に問うています。
早くC級1組に昇級してほしい人材です。
C級2組はベテラン棋士にとっては現役続行できるかどうかの瀬戸際の戦いにもなります。
降級点2点持ちのなかで即引退となる棋士はいませんが、田中寅彦九段、福崎文吾九段は今期降級点を取るといよいよリーチになります。
1年でも伸ばすために、今期は奮起したいところだと思います。
最近の傾向として、若手四段がいきなり降級点を持つことが増えています。
出口若武四段、竹内雄悟五段井、出隼平四段、星野良生四段はまだまだ上を目指さなければならないのに、降級点があるのは不安です。
このクラスには、編入試験組の今泉健司四段、瀬川晶司六段がいます。
今泉四段はAbemaTVトーナメント出場を久保九段に直訴して、チーム久保の先鋒として大活躍しています。
順位戦は持ち時間が長く、超早指しのAbemaTVトーナメントとは異なりますが、ぜひとも勢いを順位戦の舞台に持ち込んで旋風を巻き起こして欲しいです!
nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第79期順位戦C級1組【開幕前予想】 [将棋]

若手注目株がそろっているクラスです。

〔C級1組対戦表〕
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2020/79c1/index.html

C級1組、2組は人数が多く、若手注目株が潰しあい、昇級できずにたまりがちです。
このクラスでは増田康宏六段、及川拓馬六段、石井健太郎五段、都成竜馬六段、船江恒平六段あたりがレート上位陣を構成していますが、圧倒的に抜けているわけではないので、今期も潰しあいになりそうです。
チャンスになりそうなのは、潰しあいが少ない及川拓馬六段、高見泰地七段、青嶋未来五段です。あとは潰しあいの結果で、だれが抜け出すかです。
AbemaTVトーメンとに選出されている棋士が多いクラスですが、それだけ若手実力者がそろっている証拠だと思います。
残留争いですが、今期から降級点がつくのが8名です。
順位が低い青野照市九段、豊川孝弘七段が危ないです。
少し順位に余裕があるとはいえ、日浦市郎八段、安用寺孝功六段、島朗九段、平藤眞吾七段も連敗が続くと落ちる可能性があります。
日浦八段はC級1組在籍34年目で、同一クラス在籍クラスとしては、現在進行形の中では最長です。C級1組というと日浦八段のイメージがあるので、番人としてまだまだ目を光らせていて欲しいです。
今回最下位の門倉啓太五段ですが、レート的には24位の宮本広志五段とほとんど同じです。
宮本五段が勝負強いのか、門倉五段が肝心なところで負けてしまうのかは分かりませんがこの成績では師匠が心配すると思います。
まだ若いので、ぜひとも頑張って欲しいです!
nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【公募情報】第7回にほか市男女共同参画川柳コンテスト [公募情報]

にほか市は、秋田県南西部に位置する人口約2万3千人の市です。

〔主催者HP〕

https://www.city.nikaho.akita.jp/life/detail.html?id=2393

男女共同参画の川柳はさまざまな自治体で募集されています。
にほか市は2005年に合併して誕生した市なので、比較的新しいといえると思います。
過去の受賞作はわかりませんが、類似の川柳公募を調べれば、傾向が見えてくるかもしれません。
応募締切は7月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳
テーマ :わが家、地域の「子育て」
最優秀作品賞:にほか市特産品5,000円相当
応募締切:令和2年7月31日
応募方法:郵送、メール、FAX
nice!(7)  コメント(133) 
共通テーマ:

第61期王位戦挑戦者決定リーグ 最終一斉対局 [将棋]

紅組、白組とも全勝者が勝てばすんなり決定です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/oui/

今年はスケジュールが逼迫していることもあり、土曜日開催です。
見る将としてはうれしい限りです。
紅組の全勝者は永瀬拓矢二冠です。本田奎五段に勝てば、挑戦者決定戦進出決定です。
負けた場合は豊島将之竜王・名人、佐々木大地五段の勝者とプレーオフです。
さあ注目の結果ですが

[ 紅 組 ]
永瀬拓矢二冠     〇 - × 本田奎五段
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/61/oui202006130401.html
豊島将之竜王・名人 〇 - × 佐々木大地五段
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/61/oui202006130501.html
鈴木大介九段    〇 - × 佐藤秀司七段
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/61/oui202006130601.html

となり、永瀬二冠が優勝、豊島竜王・名人がリーグ残留となりました。
タイトルフォルダーが貫録を示した結果となりました。

白組の全勝者はヒューリック杯棋聖戦に挑戦中の藤井聡太七段です。
阿部健治郎七段に勝てば挑戦者決定戦進出が決まります。
負ければ羽生善治九段と菅井竜也八段の勝者とのプレーオフと紅組とまったく同じ状況です。
さあ注目の結果ですが

[ 白 組 ]
阿部健治郎七段 × - 〇 藤井聡太七段
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/61/oui202006130301.html
羽生善治九段  〇 - × 菅井竜也八段
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/61/oui202006130201.html
稲葉 陽八段  〇 - × 上村 亘五段
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/61/oui202006130101.html

となり、優勝は藤井聡七段、リーグ残留は羽生善治九段となりました。
渡辺棋聖に挑戦中の藤井聡七段ですが、王位戦も挑戦まであと1勝となりました。

挑戦者決定戦が楽しみです!
nice!(9)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第2期ヒューリック杯清麗戦挑戦者決定戦(上田初美女流四段VS伊藤沙恵女流三段) [将棋]

上田女流四段が3年ぶりのタイトル挑戦を狙います。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/

某サイトのレーティングで、上田女流四段は5位です。
1位~4位はいつものメンバーで、4位の加藤桃子女流三段から約70離されての5位です。
そして6位はまた40も離れているので、立ち位置としては先頭集団から少し離れた単独5番手というところでしょうか。
レーティング3位の伊藤沙恵とは100点近く離れており、対戦成績も7連敗と苦戦中です。
上田女流四段は既婚者で、子供もいます。
子育てと並行する女流棋士はなかなか上位に食い込めないですが、上田女流四段の頑張りは目を見張るものがあります。
挑戦者決定戦の相手は強敵ですが、約3年半ぶりの勝利となるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/2/seirei202006120101.html

ということで将棋です。
振り飛車が多い上田女流四段ですが、先手伊藤沙女流三段のウソ矢倉に対して左美濃で素早く囲って先攻します。
伊藤沙女流三段も反発しますが、上田女流三段は二枚換えに成功して駒得を果たします。
8筋をへこませて、先手玉が矢倉に入城できなくなっているのもポイントです。
伊藤沙女流三段も後手玉に迫りますが、駒得を活かしてがっちり固められると攻めが続きません。
残る希望は上部脱出のみです。
ひたすら入玉を目指す伊藤沙女流三段ですが、上田女流三段は駒損しないように慎重に追いかけます。
入玉されましたが、伊藤玉の周囲に守備駒はなく、大ゴマ二枚で睨まれたタイミングで駒を投じました。
上田女流三段が久しぶりのタイトル戦挑戦です。

五番勝負は7月4日(土)に東京・将棋会館で開幕します!

nice!(6)  コメント(67) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第78期名人戦第1局(豊島将之名人VS渡辺明三冠) [将棋]

渡辺明が初の名人戦に挑みます。

〔中継サイト〕
http://www.meijinsen.jp/

渡辺明は史上4人目の中学生棋士であり、タイトル23期(歴代5位)、永世竜王、永世棋王保持の間違いなく歴史に名を残す大棋士です。
グランドスラムを達成しておかしくないというより、するべき棋士だと思うのですが、竜王11期、棋王8期と偏りがあります。
創設されて間もない叡王戦はともかくとして、王位戦は挑戦すらありません。名人戦も36歳にしてようやく初登場です。
満を持してというより、実績からすると遅すぎる感じがします。
相手は名人と竜王を併せ持つ豊島将之です。まさに横綱同士の一戦です。
これから両雄は何度もタイトル戦でしのぎを削りあうことになりますし、名人になると強敵ぞろいで持ち時間の長いA級順位戦を戦わなくて済むので、スケジュール面でも大きいです。
大タイトルである名人戦の大事な初戦を制したのは、東西どちらの横綱でしょうか!

〔棋譜〕※ロックショウギさんになります。
https://6shogi.com/78meijinsen1/

ということで、将棋です。
第1局の先手は豊島名人となり、角換わりに進みます。
淡々と駒組が進みかと思いきや、豊島名人が4五歩と位を取り、渡辺三冠も香車をひとつ上がるなど工夫して、1日目の午前中で前例がなくなります。
焦点のはっきりとしない、難しい将棋となります。
激しい戦いになったのは2日目からです。ふんだんにあった時間が、みるみるうちに減っていきます。
途中で5四金と前進したのが力強い手で、評価値的には互角でも、先手豊島名人の金が7八にやや取り残されているのと比較すると、やや渡辺三冠ペースになったのかもしれません。
少しだけ渡辺三冠有利で局面が進みますが、勝負がついたのは最後の最後だと思います。
持ち時間を残り2分まで消費した豊島名人が下駄をあずけたところ、渡辺竜王が一気に先手玉を詰ませました。
スケジュールが逼迫する中、後手番で1勝したのは大きいと思います。
渡辺三冠が初の名人にむけて、好発進をしました。

第2局は6月18日、19日に山形県天童市で行われます!
nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー