最近の日常【令和２年６月上旬】

〔定額給付金の話〕
１人当たり１０万円の定額給付金の支給がスタートした。
長男から「こんなに大判振る舞いをして財政は大丈夫か？」と聞かれたが、これがまた難しいところで、不況を放置して経済を悪化させるとさらに税収が落ち込むので、早めの対処が吉ということもある。
同じことは消費税増税でも言えて、消費税増税したけど不況となり、税収はかえって落ち込むわ生活保護等の支給は増えるわで、かえって逆効果になることもある。
過去のデータを見た記憶では、消費税を増税しても税収は横這いだった印象はある。
それはともかく定額給付金の話。
当初、ＴＶでは「収入が変わらない公務員には支給不要」という声が多数だったような気がする。
なんというか、この声にすごくいやらしさを感じる。
収入が減らないのは公務員だけではなく、年金生活者も、生活保護受給者も同じだし、コロナ対策の最前線で戦っている医療従事者もマスク増産に励んでいる業界も同じだ。
こうしたひとたちを全部隠して「公務員」だけに非難を向けさせようとするところに、
どうしても悪意を感じてしまう。
ＴＶ業界には、いくら非難しても良いと思われている職業があるらしい。
与党の議員（野党は対象外みたい）と公務員。たぶん、反発されないからだろう。
昔はこれに自衛隊も入っていたと思うが、災害復旧の活躍が知られるにつれて近年はさすがになくなってきた。
少しは進歩したのかな、と思いつつ。


〔株価が回復した話〕
時価総額ではコロナ前に及ばないが、含み益はほぼコロナ前まで回復した。
途中で損出しを繰り返し、コロナ中に買い戻した株がありがたいことに上昇してきた。
また、そろそろ底だろうと思って買った株もさらに下がり続けていたのだが、それらの株も遅れてほぼ買値まで戻ってきた。
こうして順調に回りだすと、「もっと買っておけばよかった」と後悔したくなるのだが、結果論に振り回されていはいけませんね。
見込み違いで株価が下がったら激しく嘆くことになりますので。
しばらくはゆっくり様子を見ようと思います。はい。