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第28期倉敷藤花戦第2局(里見香奈倉敷藤花VS谷口由紀女流二段) [将棋]

里見香倉敷藤花の先勝で迎えた第2局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/

女流棋戦の創設は概ね3つに分かれます。
最古参の女流名人と女流王将が40期を超えています。
次が女流王位戦と倉敷藤花戦で、29期と26期です。
若いのがマイナビ女子オープンと女流王座で、この二つが賞金額500万と女流棋界ワンツーフィニッシュを飾っています。
倉敷藤花戦ですが、主催が倉敷市と行政なので、それほど高額の賞金にはらないと予測されます。実際、女流棋界のランクでも最下位です。
行政が支援するのは、文化的な後援という意味が強いと思います。
さあ、倉敷市主催が続くように、熱戦が繰り広げられるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/kifu/26/kurashikitouka201811240101.html

お互いに振り飛車を主戦場としている両者ですが、第2局は相振り飛車になりました。
後手里見香倉敷藤花が三間に飛車を振ると、先手谷口女流二段は向かい飛車を採用します。
序盤はジリジリとした駒組が続きましたが、後手が少しづつポイントを稼ぎます。
金無双と高美濃囲いという玉形の差も後手有利です。
非勢を意識した谷口女流二段は、堪え難きを堪え、我慢の手を重ねてチャンスを待ちます。
谷口女流二段は上部脱出に望みをかけますが、最後は手筋の馬捨てから綺麗に寄せ切り112手まで自玉に影も踏ませぬ圧勝劇でした。
これで里見香倉敷藤花が連勝し、4期連続9度目の戴冠を果たしました。

里見香倉敷藤花おめでとうございます!

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