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【公募情報】第1回薬剤耐性あるある川柳 [公募情報]

楽しげな公募ですが、実態は深刻です。

【主催者HP】
http://amr.ncgm.go.jp/senryu/

薬剤耐性菌とは、抗生物質が効かなくなった細菌のことです。
新しい薬剤の開発といたちごっこの状態ですが、抗生物質の使いすぎが原因のひとつと言われています。
第1回ですが主催者HPに例文が乗っています。
これを読むと、薬剤の適正使用を訴えるのが主のようです。
応募締切は平成29年12月20日です!

<募集要項抜粋>
応募内容:川柳
テ ー マ:薬剤耐性
金  賞:賞状と賞品
応募締切:平成29年12月20日
応募方法:インターネット、はがき

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創作状況【11月上旬】 [ぼくの公募状況]

みかんの季節ですねえ(うちは10kg箱で買います)。

【メルマガ原稿】
 今月のメニューはこちらです。
◆こんな公募に挑戦してきました(第9回)
 ~ゆきのまち幻想文学賞の巻~
◆リアルタイム企画・TO-BE小説工房に挑戦中(第32回)
◆公募情報数点
  こんな公募に挑戦してきましたでは、ゆきのまち幻想文学賞に応募し、予備予選を通過した作品を取り上げます。
  メルマガ登録はこちらか。無料ですのでお気軽に!
 http://www.arasuji.com/saitomagazine.html

【小説現代・ショートショートコーナー】
さらにストックを2本増やす。
いかにもSFマガジン用といった作品なんだけど、まあ、応募先がなくなってしまったのだから仕方がない。
自分のペースで書くのみ。
2本のうち1本は、何回か書き直して、ようやくしっくりくる。
ここまで書き直したのは久しぶりかも。

【TO-BE小説工房】
今月投稿予定作を軽く校正する。さあ次、ということで、来月号のテーマを確認しないと。
http://www.koubo.co.jp/guide/tobekobo.html

【創元SF短編】
ボツ作品を改稿して投稿することにしますが、まだ時間が取れず。
年末に一気にできるかなあ、どうかなあ。

【ゆきのまち幻想文学賞】
お休み中だったけど、そろそろ、見直そうかなあとか考え中。
余裕があるうちにしないと忘れてしまうので。

【星新一賞】
来年までとりあえずお休みです。
だいたいは書いているので。

【北区内田康夫ミステリー文学賞】
挿入するエピソードを決める。
頭の中でイメージを膨らませ中……って、書く時間がないだけだけども。

【湯河原文学賞】
忘れないようにメモですが、そろそろ時間のあるときに投稿しないと。
締めきりは11月17日(必着)なので、そろそろ意識しないといかんぜよ。
基本的に送るだけなんですけど。

【福島正実SF童話賞】
新しいアイデアが思いついた。SFかどうかと問われると、王道ではないけど、広義のSFに入るかなあ、といった感じ。
過去には幽霊ネタも受賞しているから大丈夫でしょう。そんな感覚。

【FACEBOOK】
友達募集中です!
https://www.facebook.com/profile.php?id=100007879718530
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最近の日常【平成29年11月上旬】 [日常]

〔古いファイルを整理〕
ずーっと前から思っていたのだが、古いファイルの整理を始めることにした。
とにかく数が膨大なので、いまさら綺麗に整理はできないのだが、それでもここ数年の作品はまとめておこうと思っている。
んで、整理が終わったら、徐々に過去に向けて整理整頓をのばそうかなあと。
完全には数えていないけど、500以上はあることは確実なので、まあ気長においおいと。

〔急にノートPCのWi-Fiが動かなくなった話〕
突然、ノートPCがネットにつながらなくなった。
デスクトップは普通に接続する。ためしにノートPCを無料Wi-Fiスポットにもっていくとつながらない。
すると、原因はノートPCの設定。
だけど、なんにもいじっていない。
で、いろいろ調べていくと、どうもセキュリティソフトの問題らしい。たぶん、更新かなにかの影響なのでしょう。
ということで、いったん、セキュリティソフトを停止させて再起動したらつながった。
まあ、ノートパソコンでは特定のサイトしか見ないのでセキュリティソフトがなくても問題ないといえばそうだけど、いつまでこのノーガードを続ければいいんだ?

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第25期大山名人杯倉敷藤花戦第1局(里見香奈倉敷藤花VS伊藤沙恵女流二段) [将棋]

伊藤沙恵4度目のタイトル挑戦です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/

伊藤紗恵は初のタイトル戦での相手は加藤桃子でしたが、2回目以降はすべて里見香奈との対戦になります。
女流王位戦では2-3で惜しくも敗れ、女流王将戦では0-2。倉敷藤花戦に続く女流名人戦でも対戦が決まっています。
タイトル戦における女流同一カードの記録は清水市代と中井広恵の20回のようです。
里見香奈と伊藤紗恵は今年だけで4回なので、更新の期待大です。
さあ、3回目の里見香奈とのタイトル戦はどうなるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/88/kisei201706170101.html

ということで、将棋です。
伊藤沙恵の得意戦法は相居飛車と相振り飛車なので、序盤で様子を見て、後手が飛車を振るのを見て相振り飛車に構えます。
後手が着々と攻撃準備を整えている途中で、先手守備陣から後手の攻め駒に働きかける仕掛けが思わぬ好着想でした。
そこから先手有利の局面が続きましたが、85手目の桂馬での両取りに対して、後手が角で食いちぎったのが好手でした。
ここからの数手で形勢がひっくりかえり、後手優勢のまま終盤に流れ込みます。
伊藤沙恵女流二段は得意の入玉を目指しますが、お互い1分将棋の中、後手は手数をかけて先手玉を押しかえすことに成功します。
激戦です。
最後は170手まで里見倉敷藤花が押し切り、女流五冠としての貫録を見せました。

第2局は11月26日(日)、岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」で行われます!
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【公募情報】第6回チェーンストアお買い物川柳 [公募情報]

チェーンストアに関する川柳を募集しています。

【主催者HP】
https://www.jcsa.gr.jp/public/data/20171024_Sixth_Squirrel_News_Release.pdf

チェーンストアですから主催者は小売店業界だと思いますが、協賛企業を見るとメーカーが並んでいます。
いい売り場は小売店とメーカーの共同作業で作られるという思いがあるのかもしれません。
過去5回で8万7千通の応募ですから人気公募といえるかもしれませんが金賞10万円は魅力です。
応募締切は平成29年12月20日です!

<募集要項抜粋>
応募内容:川柳
テ ー マ:チェーンストアに関すること
金  賞:10万円
応募締切:平成29年12月20日
応募方法:インターネット、はがき
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第30期竜王戦第3局(渡辺明竜王VS羽生善治棋聖) [将棋]

羽生棋聖の2連勝で迎えた第3局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

渡辺竜王と羽生棋聖のタイトル戦は、これで9回目です。
これはタイトル戦の同一カードとしては8位になると思われます。
1位は谷川羽生戦の22回になります。
同一カードは戦績が偏ることが多く、谷川6-16羽生など、概ね一方的になります。
渡辺羽生戦は、いまのところ渡辺5-3羽生とやや渡辺竜王優位ですが、通算成績はほぼ五分(渡辺34-36羽生)で、タイトル戦の結果以上に差がついている印象はありません。
これだけ対戦して五分に近いのは、稀有な事例だと思い間s。
羽生渡辺戦は、12番目の100番指しを目指して、まだまだ対戦を続けて欲しい組み合わせです。
そのためには、タイトル獲得、挑戦を続けて欲しいと思います。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/30/ryuou201711040101.html

ということで、将棋です。
対渡辺戦6連勝中の羽生棋聖は先手中飛車を採用します。
羽生棋聖は対渡辺戦でときおり先手中飛車を採用し、近年では勝利を収めている記憶があります。
竜王戦で連勝スタートを切ったとはいえ、ここが勝負所と思っているのかもしれません。
羽生棋聖は軽快にジャブを繰り出しますが、後手ががっちり囲っているのに比べて、先手玉は薄いです。
評価値的には互角でも、先手は一手間違えると一気に持っていかれる危険性があります。実戦的には後手勝ちやすいです。
2日目昼食休憩までは互角でしたが、問題の局面は71手目からの数手です。
最終的には4五歩に3六金と逃げたのが敗着となり、ここで一気に差がついてしまいました。
その後は分かりやすい局面となり、108手目まで後手渡辺竜王が待望の1勝目を挙げました。
7番勝負の流れを考えると、次局が大きな一戦になりそうです。
第4局は11月23・24日(木・金)に新潟県三条市「嵐渓荘」で行われます!
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【書評】一川誠『錯覚学―知覚の謎を解くー』 [書評]

おもしろい錯覚を多数紹介してくれます。


錯覚学─知覚の謎を解く (集英社新書)

錯覚学─知覚の謎を解く (集英社新書)

  • 作者: 一川 誠
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/10/17
  • メディア: 新書



まずミュラーリラー錯視、ポンゾ錯視といった有名な錯視から入りますが、そこから近年発見された道路角度の錯視を通じて人間が見間違える原因のひとつを解き明かします。
なるほど、と納得です。
あと身近なところではフラッシュラグ効果というのがあります。
動きがある場合、実際より先に進んでいると見えてしまう錯視で、予想外の動きをされたときにこの錯視は大きくなります。
審判の経験からも納得です。
最後に通常の3色覚者を越える4色覚者がいることにびっくりです。

視界の不思議な世界を知りたいひとのために!

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【書評】三島由紀夫『金閣寺』 [書評]

三島由紀夫の代表作というだけでなく、近代日本文学を代表する傑作のひとつと見なされています。


金閣寺 (新潮文庫)

金閣寺 (新潮文庫)

  • 作者: 三島 由紀夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/05
  • メディア: 文庫



モチーフは昭和30年に発生した金閣寺放火事件です。
重度の吃音症である学僧が、永遠と思われている金閣寺の美を崩すことで、世界は行為によって変えられることを示そうとします。
三島由紀夫の美に対する感覚と、世界を変えるのは行為であるという哲学と、ただ存在するものへの反発など、様々な要素が精緻な文体ともに濃縮されています。また、取材も行き届いており、まるで三島由紀夫が僧侶経験者かと勘違いするほどの精密さです。
自分はあまり文章を読み返すことはしないのですが、本作にはただ文章を読みたいがために、何度も読み返すフレーズが何カ所もありました。
文学に敷居を感じるひとも、これはうならざるを得ない傑作だと思います。

三島由紀夫のすごさを知りたいひとのために!
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【書評】宮部みゆき『小暮写真館』 [書評]

古い写真館にひっこしてきた家族の話です。


小暮写眞館 上下巻セット (講談社文庫)

小暮写眞館 上下巻セット (講談社文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2013/10/16
  • メディア: 文庫



テーマとしては家族です。
幽霊やら念写やら恋愛やらいろいろでてきますが、結局のところ、家族関係を訴えたかったのかなあというのが読後感です。
宮部みゆきの長編の特徴に、「長い」というのがありますが、この小説は上下2巻で文庫版で計約950Pとストーリー展開からするとさすがに長すぎる感があります。
好きなひとは好きでたまらないんでしょうけど。

宮部みゆきファンのために!
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【掌編】齊藤想『ドラえもん』 [自作ショートショート]

TO-BE小説工房(第31回)に応募した作品です。
テーマは「質屋」でした。

―――――

『ドラえもん』 齊藤想

「これもういらない」
 と、のび太は古ぼけた青いロボットを台車からおろすと、そのまま床に転がした。眼鏡をかけた質屋の店主は、二頭身のタヌキのような機械をひっくりかえした。ロボットだが、死んだ魚のような目をしている。顔のパーツは全体的にバランスの悪い配置をしているが、中央の赤い花だけが、まるで荒野に咲く一輪のバラのように、強く印象に残った。
「これは二十一世紀の猫型ロボットだな」
「そう」とのび太は冷たく言った。
「こいつ、すごく面倒くさいんだ。ぼくのことを助けてくれるといいながら、秘密道具を出しおしみして、毎日ように小言ばかり。ぼくがジャイアンに暴力を振るわれようが、先生に説教をされようが、おかまいなし。お母さんよりひどいんだ」
「暴力を肯定するわけではないが、ジャイアンや先生を怒らせたのは、君にも原因があるのではないのかね。彼の小言は、君のことを心配したからではないのかね」
「そんなの関係ないね」のび太はぶっきらぼうに言った。「おれはこいつのことを呼び寄せたわけじゃない。二十一世紀の技術かなんだか知らないけど、無断でタイムマシンを机の引き出しに繋げてきて、部屋に現れるとおれのことを助けてやると、こいつが宣言したんだ。居候させてやっているんだから、おれの命令を聞くのは当然だろ」
 店主は、愛嬌のある顔をしたロボットのひげを引っ張った。鋼鉄のように硬くて曲がらない。店主は、ロボットにも死後硬直があるのかと思った。
「こいつ、電源を落とすと固まるんだ。そしたら重くてさあ」
 のび太はスニーカーのつま先で、胴体を蹴飛ばした。狭い店内に、ドラム缶を叩いたときのような音が反響する。
「それで、これから君は誰の助けを借りるのかね」
「明日からドラ左衛門がやってくる。こいつはドラえもんを超える、二十二世紀のロボットだ。ポンコツより絶対に役に立つ」
「そのドラ左衛門を君はどうやって呼んだのかね」
「こいつに命令した」のび太は猫型ロボットの腹に足の裏を載せて、激しくゆすった。
「こいつのことを、この役立たずと散々ののしって、代わりにもっと優れたロボットを寄こせと要求したんだ。最初は抵抗したけど、最後はあきらめたのか、ドラ焼き三個と交換契約成立だ」
「それで」と店主は先をほどこした。
「そうしたら、こいつはドラ焼き三個を子供のように食い散らかし、お母さんの入れてくれたお茶を老婆のようにすすると、いままでお世話になりまたと祝捷にも額を畳にこすりつけてきた。そして、立ち上がると、いきなり電源を落としやがった」
 のび太はいまいましそうに、ロボットを見下した。
「そうしたら、死んだロボットの重いのなんのって。最初は粗大ごみに出そうかと思ったけど、もしかしたら金になるかと思い直し、ここまで運んできたというわけよ。それで、親父さん、こいつをいくらで買い取ってくれるか?」
 のびたは指先でわっかを作った。店主は悲しそうに首を横に振った。
「未来の商品は買えません。お持ち帰りください」
「そんなこと言われてもよう」とのび太は口を尖らせた。ここまで台車を押してきた苦労を喚き散らし、それでも店主が翻意しないとみると、ゴミ処理費を負担することもなく勝手に処分してくれと捨て台詞を吐いて立ち去った。
 店主はため息をついた。のび太がいなくなると、店主はロボットの尻尾の先についている赤い玉を強く引いた。店主は猫型ロボットについての知識があった。死んだ目に光が宿る。
 苦労を重ねてきたロボットに、店主は優しく声をかけた。
「また失敗したようだね」
「うん……」と起動したばかりのロボットは悲しそうにつぶやいた。
「けど、次こそはうまくいく気がする。のび太を救えるのは自分しかいないんだ。だって、ぼくが頑張らないと、のび太は……」
「ああ、分かっているよ。君の好きなようにすればいいさ。私はいつでも待っているから」
 店主は大きな雑巾でロボットの全身をぬぐった。この様子は、まるでくすぐられる猫のようだと思った。
 清潔さを取り戻した猫型ロボットは、質屋のカウンターの裏側にあるタイムマシンに乗り込むと、再び旅立っていった。二人が初めて出会った、あの日ののび太のもとへと。

―――――

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