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第38回将棋日本シリーズ決勝(豊島将之八段VS山崎隆之八段) [将棋]

豊島八段が連覇に挑みます。

【中継サイト】
https://www.jti.co.jp/knowledge/shogi/index.html

7大タイトル(叡王は進行中)のうち、2冠は渡辺竜王・棋王だけで、あとの5冠は綺麗に分かれています。
これだけ見ると戦国時代といえそうですが、レーティング的には飛びぬけている棋士がいます。
それが豊島将之八段で、11月12日現在で1930と、2位の佐藤天彦名人と75もの大差を付けています。
このレーティグガ2015年の羽生棋聖とほぼ同じで、当時の羽生棋聖は4冠でした。
これだけの高レートをたたき出しながら、いまだに無冠とは信じられません。
豊島八段としたら連覇に挑むという形ですが、今後のタイトル挑戦に弾みをつけるためにも、レーティング1位としての貫禄を見せられるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/jt/kifu/38/jt201711190101.html

ということで、将棋です。
戦型は山崎八段得意の相掛かりから、早々に前例のない力戦に流れ込みます。
戦いはずっと山崎八段が苦しかったですが、2に渡る銀のただ捨てなどで粘りに粘ります。
こうした将棋が、豊島八段の精密な読みを微妙に狂わせたのかもしれませn。
最終番は豊島八段の勝勢でしたが、156手目の同桂が痛恨の敗着。
ここで山崎八段に次の1手のような華麗な捨て駒がでて、豊島玉に受けがなくなってしまいます。
最後のお願いで突撃するも、当然のように届かず、山崎八段が嬉しい初優勝を飾りました。

山崎八段おめでとうございます!
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