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【書評】一川誠『錯覚学―知覚の謎を解くー』 [書評]

おもしろい錯覚を多数紹介してくれます。


錯覚学─知覚の謎を解く (集英社新書)

錯覚学─知覚の謎を解く (集英社新書)

  • 作者: 一川 誠
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/10/17
  • メディア: 新書



まずミュラーリラー錯視、ポンゾ錯視といった有名な錯視から入りますが、そこから近年発見された道路角度の錯視を通じて人間が見間違える原因のひとつを解き明かします。
なるほど、と納得です。
あと身近なところではフラッシュラグ効果というのがあります。
動きがある場合、実際より先に進んでいると見えてしまう錯視で、予想外の動きをされたときにこの錯視は大きくなります。
審判の経験からも納得です。
最後に通常の3色覚者を越える4色覚者がいることにびっくりです。

視界の不思議な世界を知りたいひとのために!

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