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【公募情報】第50回新潮新人賞 [公募情報]

新潮社が主催する純文学の公募新人文学賞です。

【主催者HP】
http://www.shinchosha.co.jp/prizes/shinjinsho/

過去受賞者で、さっと頭に浮かぶのが「中村文則」と「田中慎弥」です。
新人賞だけに主催者HPにも「文芸の新たな可能性を拓く未知の才能の劇的な登場」とあります。
制限枚数は250枚以内ですが、わざわざ(短編も可)とあります。
さすがに掌編は厳しいとは想いますが、「新たな可能性」を信じて、短編応募もありかもしれません。
応募締切は平成30年3月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:小説
テ ー マ:なし(純文学系)
大  賞:50万円
制限枚数:250枚以内(短編可)
応募締切:平成30年3月31日(当日消印有効)
応募方法:郵送
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第38回将棋日本シリーズ決勝(豊島将之八段VS山崎隆之八段) [将棋]

豊島八段が連覇に挑みます。

【中継サイト】
https://www.jti.co.jp/knowledge/shogi/index.html

7大タイトル(叡王は進行中)のうち、2冠は渡辺竜王・棋王だけで、あとの5冠は綺麗に分かれています。
これだけ見ると戦国時代といえそうですが、レーティング的には飛びぬけている棋士がいます。
それが豊島将之八段で、11月12日現在で1930と、2位の佐藤天彦名人と75もの大差を付けています。
このレーティグガ2015年の羽生棋聖とほぼ同じで、当時の羽生棋聖は4冠でした。
これだけの高レートをたたき出しながら、いまだに無冠とは信じられません。
豊島八段としたら連覇に挑むという形ですが、今後のタイトル挑戦に弾みをつけるためにも、レーティング1位としての貫禄を見せられるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/jt/kifu/38/jt201711190101.html

ということで、将棋です。
戦型は山崎八段得意の相掛かりから、早々に前例のない力戦に流れ込みます。
戦いはずっと山崎八段が苦しかったですが、2に渡る銀のただ捨てなどで粘りに粘ります。
こうした将棋が、豊島八段の精密な読みを微妙に狂わせたのかもしれませn。
最終番は豊島八段の勝勢でしたが、156手目の同桂が痛恨の敗着。
ここで山崎八段に次の1手のような華麗な捨て駒がでて、豊島玉に受けがなくなってしまいます。
最後のお願いで突撃するも、当然のように届かず、山崎八段が嬉しい初優勝を飾りました。

山崎八段おめでとうございます!
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【公募情報】第22回約束(プロミス)エッセー大賞 [公募情報]

超有名かつ超人気公募です。

【主催者HP】
http://www.promise-essay.com/

プロミスは消費者金融会社ですが、2011年に三井住友銀行に買収され、いまは完全子会社になっています。
過払い金請求等の話もありましたが、ここ3年の営業成績を見ると好調で、営業収入も貸付残高も伸びているようです。
主催者が苦境に立たされると公募も中断ということがままありますが、プロミスエッセーはしばらく安泰そうです。
応募締切は平成30年1月15日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:エッセー
テ ー マ:約束
大  賞:100万円
制限枚数:4枚以内(短編可)
応募締切:平成30年1月15日(当日消印有効)
応募方法:郵送、メール
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最近の日常【平成29年11月中旬】 [日常]

〔トイレが詰まって便器ごと交換した話〕
うちは子供が多いので、便器がよく詰まる。
つまりをとるのは慣れたもので、スッポンを引くようにして使い、つまりを解消。
が、今回はまたすぐ詰まる。
妻があれこれしているうちに、詰まっている何かを押し込んだらしく、どうにもならなくなる。
仕方なく業者に連絡。
すると業者でも手に負えず、ついに交換となる。
代金11万円なり。
で、何がで出てきたのかというと、固いゴムのボール。
なんでこんなものが入ってしまったのか。うーん。

〔ヒゲソリが壊れる〕
壊れたといっても本体ではない。充電器が壊れた。
アマゾンで充電器の型番を入れて検索すると、出てきた。
けど画像を見ると、なんとなく違和感。よくよく見ると、よく似た型番が表示されただけだった。
あぶない、あぶない。
あいまい検索は便利な反面、ピンポイントで買いたい物が決まっているときは間違える可能性があるかも。
それで何を買おうかなあとか思っていたけど、なんでもいいやと、3枚刃の安価な商品を購入。
いままで使ってきたのは4枚刃だけど、3枚刃以上なら、それほど変化がないような気がするので。
実際に剃ってみると……やっぱり4枚刃の方がよいかも。

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【書評】宮部みゆき『チヨ子』 [書評]

宮部みゆきの短編集です。


チヨ子 (光文社文庫)

チヨ子 (光文社文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2011/07/12
  • メディア: 文庫



多彩なジャンルをかき分ける宮部みゆきですが、本作はホラー+ファンタジー+SFです。
5編が収録されていますが、個人的には『いしまくら』が白眉だと思います。
夫婦愛を描いていて、そこに「いしまくら」という因果応報の怖い民話(創作か実際にあるのかは分かりません)が組み合わさります。
若夫婦がラブホテルに自転車で向かうシーンが爽やかです。
短編集として全体的な統一感はありませんが、それだけに多彩な作品が楽しめます。

宮部みゆきファンのために!
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【公募情報】つがるロマン川柳部門 [公募情報]

『つがるロマン』とは米の品種です。

【主催者HP】
http://seitennoromannimasshigura.com/sns/

『つがるロマン』とは、耐寒性を重視して食味がいまいちだった従来の品種を見直し、『あきたこまち』をベースに食味と耐寒性を兼ね備え、さらに病害虫にも強いという素晴らしい品種です。
『あきたこまち』が『コシヒカリ』の子どもなので、孫にあたります。
平成9年初出荷とまだまだ歴史は浅いですが、キャンペーンを見ても、生産者の力の入り具合が分かります。
応募締切りは平成29年12月31日です!

<募集要項抜粋>
応募内容:川柳
テ ー マ:ロマン(夢)
金  賞:ドイツツアー
応募締切:平成29年12月31日
応募方法:ツィッター

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【書評】スティーヴンLマクニック外『脳はすすんでだまされたがる』 [書評]

手品を通して認知科学理論を学びます。


脳はすすんでだまされたがる  マジックが解き明かす錯覚の不思議

脳はすすんでだまされたがる マジックが解き明かす錯覚の不思議

  • 作者: スティーヴン・L・マクニック
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/03/28
  • メディア: 単行本



手品には様々な技術があります。有名なのがミスディレクションですが、観衆はなぜだまされてしまうのか。
気鋭の神経科学者が、実際に手品師に弟子入りして技術を学ぶことで、脳神経への理解を深めていきます。
これが本当におもしろい。
人間は全てを見ているようで、実はあまり見てなくて、ホアン・タマリッツのクロッシング・ザ・ゲイズでは、目の前に手品の種があるのに、視線と指先の動きだけで、その種を見えなくさせてしまう。
そうした不思議な技術がてんこ盛りです。

人間をより深く知りたいひとのために!

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【公募情報】平成29年度便秘川柳 [公募情報]

便秘にかんする川柳についての募集です。

【主催者HP】
http://www.mune-seiyaku.co.jp/campaign/benpisenryu/index.html

ムネ製薬㈱は世間には知られていませんが、日本で一番多くの種類の浣腸を製造している会社です。
そのムネ製薬㈱が、業界初のプレミアム浣腸「コトブキ浣腸ひとおし40」の発売を記念して川柳を募集することになりました。
自分自身では浣腸を使用したことがないのでなんともいえないのですが、淡路島に本社を置く創立から100年を超える伝統ある会社です。
会社HPに淡路島案内のリンクがあったりして、淡路島への愛情を感じます。
応募締切はは平成29年12月31日です!

<募集要項抜粋>
応募内容:川柳
テ ー マ:便秘で悩んだ経験や解消したスッキリ感
優 秀 賞:ウエスティンホテル淡路 ペアー宿泊券
応募締切:平成29年12月31日
応募方法:郵送、インターネット
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【書評】三島由紀夫『午後の曳航』 [書評]

三島由紀夫作品の中でも、国内外で高い評価を受けた小説のひとつです。


午後の曳航 (1976年)

午後の曳航 (1976年)

  • 作者: 三島 由紀夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1976
  • メディア: -



主人公は少年法に守られている年齢の少年です。
少年は純粋になるために、他人のふとした行動が許せなくなり、残忍な行為に及びます。
一読して、「透明な作品」という印象を持ちました。
少年たちの思考は哲学的ではあるものの極めて偏狭で、一徹で、かつ芸術的です。
これは自分の解釈ですが、少年たちは大人を汚れたものと認識し、その汚れたものに自分たちも近づいていくことに心の奥底で恐怖感を抱いていたのではないかと思います。
そうした恐怖感の噴出が高尚らしく見える哲学であり、汚れたものへの殺戮です。
純文学的な要素が詰まった作品だと思います。

中編に近い長さなので、三島文学のとっかかりに!
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第7期リコー杯女流王座戦第2局(里見香奈女流五冠VS加藤桃子女王) [将棋]

加藤桃子女王の先勝で迎えた第2局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/

女流王座戦の前に行われた霧島酒造杯女流王将戦で、里見香奈女流五冠は伊藤沙恵女流二段を下しています。
囲碁将棋チャンネルの放映日の関係もありますが、結果が分かっているのに、放映されていないのは残念です。
タイトル戦が生放送されれば、将棋界も盛り上がるし、スポンサーの宣伝にもなりそうです。
銀河戦はNHKと同じく、放映日まで結果は秘密になっています。
放映されないのに結果が判明するというのは、なんかアンバランスのような気がします。
女流王将戦の生放送化を、なんとか検討してくれないかな、とか思ってしまいます。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/7/joryu_ouza201711110101.html

ということで、将棋です。
最近は振り飛車一本に絞っている里見女流王座が選択したのはゴキゲン中飛車です。
加藤桃子女王は早めに2五歩を突き形を決めさせ超速の銀対抗に持ち込み、そこから悠々と穴熊に組みます。里見女流王座は上部に厚い銀冠です。
里見女流王座は金角交換の駒損を自ら行い、その金を盤上に打って中盤の制圧を目指します。
しかし、加藤女王の6二歩から成り捨てて相手陣を乱す手裏剣が上手く、徐々に先手有利に傾いたと思います。
78手目に8六歩から綾をつけにいきますが、これが結果として傷口を深くしてしまったようです。
最後は加藤女王に鮮やかな寄せが決まり、113手まで先手加藤女王が第1局に続いて連勝しました。
第3局は11月22日(水)に静岡県静岡市の「浮月楼」で行われます!
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