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第30期竜王戦第3局(渡辺明竜王VS羽生善治棋聖) [将棋]

羽生棋聖の2連勝で迎えた第3局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

渡辺竜王と羽生棋聖のタイトル戦は、これで9回目です。
これはタイトル戦の同一カードとしては8位になると思われます。
1位は谷川羽生戦の22回になります。
同一カードは戦績が偏ることが多く、谷川6-16羽生など、概ね一方的になります。
渡辺羽生戦は、いまのところ渡辺5-3羽生とやや渡辺竜王優位ですが、通算成績はほぼ五分(渡辺34-36羽生)で、タイトル戦の結果以上に差がついている印象はありません。
これだけ対戦して五分に近いのは、稀有な事例だと思い間s。
羽生渡辺戦は、12番目の100番指しを目指して、まだまだ対戦を続けて欲しい組み合わせです。
そのためには、タイトル獲得、挑戦を続けて欲しいと思います。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/30/ryuou201711040101.html

ということで、将棋です。
対渡辺戦6連勝中の羽生棋聖は先手中飛車を採用します。
羽生棋聖は対渡辺戦でときおり先手中飛車を採用し、近年では勝利を収めている記憶があります。
竜王戦で連勝スタートを切ったとはいえ、ここが勝負所と思っているのかもしれません。
羽生棋聖は軽快にジャブを繰り出しますが、後手ががっちり囲っているのに比べて、先手玉は薄いです。
評価値的には互角でも、先手は一手間違えると一気に持っていかれる危険性があります。実戦的には後手勝ちやすいです。
2日目昼食休憩までは互角でしたが、問題の局面は71手目からの数手です。
最終的には4五歩に3六金と逃げたのが敗着となり、ここで一気に差がついてしまいました。
その後は分かりやすい局面となり、108手目まで後手渡辺竜王が待望の1勝目を挙げました。
7番勝負の流れを考えると、次局が大きな一戦になりそうです。
第4局は11月23・24日(木・金)に新潟県三条市「嵐渓荘」で行われます!
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