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【書評】スティーヴンLマクニック外『脳はすすんでだまされたがる』 [書評]

手品を通して認知科学理論を学びます。


脳はすすんでだまされたがる  マジックが解き明かす錯覚の不思議

脳はすすんでだまされたがる マジックが解き明かす錯覚の不思議

  • 作者: スティーヴン・L・マクニック
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/03/28
  • メディア: 単行本



手品には様々な技術があります。有名なのがミスディレクションですが、観衆はなぜだまされてしまうのか。
気鋭の神経科学者が、実際に手品師に弟子入りして技術を学ぶことで、脳神経への理解を深めていきます。
これが本当におもしろい。
人間は全てを見ているようで、実はあまり見てなくて、ホアン・タマリッツのクロッシング・ザ・ゲイズでは、目の前に手品の種があるのに、視線と指先の動きだけで、その種を見えなくさせてしまう。
そうした不思議な技術がてんこ盛りです。

人間をより深く知りたいひとのために!

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