【書評】浦沢直樹『20世紀少年』 [書評]
国内外から多数の賞を獲得している浦沢直樹代表作のひとつです。
正式名称は『本格科学冒険漫画20世紀少年』(1~22巻)と『本格科学冒険漫画21世紀少年』(上下)の計24巻です。
ストーリーはかなり長大ですが、基本コンセプトとしては子供のころのトラウマかかえたまま大人になった同級生たちが、世界の滅亡をたくらんだり、逆に世界を救うために立ち上ったりします。
物語の焦点は「ともだち」と呼ばれる宗教団体のトップです。「ともだち」は主人公たちの同級生であることは間違いないのですが、彼が何者かという謎が物語を引っ張る最大のエンジンになります。
とにかく前半が面白いです。
普通のおっさんが子供のころに書いた予言の書が原因でトラブルに巻き込まれ、否応もなく世界を救うために立ち上がるはめになります。敵である「ともだち」はドンドン巨大になっていきます。
これぞエンターテイメントです。
後半になると、どんどん荒唐無稽になり、ともだちの正体が微妙ですが、全体としてとても楽しめる作品だと思います。
1970年代を存分に盛り込んだエンターテイメント大作を楽しみたいひとのために!
20世紀少年 コミック 全24巻完結セット (ビッグコミックス)
- 作者: 浦沢 直樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/09/28
- メディア: コミック
正式名称は『本格科学冒険漫画20世紀少年』(1~22巻)と『本格科学冒険漫画21世紀少年』(上下)の計24巻です。
ストーリーはかなり長大ですが、基本コンセプトとしては子供のころのトラウマかかえたまま大人になった同級生たちが、世界の滅亡をたくらんだり、逆に世界を救うために立ち上ったりします。
物語の焦点は「ともだち」と呼ばれる宗教団体のトップです。「ともだち」は主人公たちの同級生であることは間違いないのですが、彼が何者かという謎が物語を引っ張る最大のエンジンになります。
とにかく前半が面白いです。
普通のおっさんが子供のころに書いた予言の書が原因でトラブルに巻き込まれ、否応もなく世界を救うために立ち上がるはめになります。敵である「ともだち」はドンドン巨大になっていきます。
これぞエンターテイメントです。
後半になると、どんどん荒唐無稽になり、ともだちの正体が微妙ですが、全体としてとても楽しめる作品だと思います。
1970年代を存分に盛り込んだエンターテイメント大作を楽しみたいひとのために!