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最近の日常【令和元年9月上旬】 [日常]

〔将棋会館を見に行った話〕
何ヶ月か前の話。
たまたま千駄ヶ谷に用事があったので、足を延ばして将棋会館に行ってみた。
この将棋会館は老朽化と手狭になったことから、移転することが決まっている。移転先はまだ未定ですが、この機会を逃したら一度も行かずに終わってしまいそうな気がして。
休日なので棋士の対局はないはずだが、2階が道場になっているので多くのひとが出入りしていた。1階は売店になっているが、思ったよりスペースが狭く、本当におまけといった感じ。
小学生から中学生ぐらいの子供たちの姿が目に付く。道場で研鑽を積み、将来のプロ棋士を目指しているのかもしれない。
そうでなくても、習い事のひとつとして取り組んでいるのかもしれない。

中学生3人組とすれ違った。
どんな分野であれ、仲間もともに努力し、高みを目指していくのは素晴らしいことだと思う。
帰りがけに、棋士がよく注文するそば屋で昼食を食べようとしたら、満席で入れなかった。
おそるべし将棋熱(笑)

〔表現の不自由展の話〕
世間も落ち着いてきたので、表現の不自由展について少しだけ。
この騒動ですが、全般を通じて「表現の自由」と、「公的機関が助成するのに適正なイベントなのか」という議論がゴッチャになっているように感じました。本来、この2つはまったく別問題です。
公的機関は政治的中立が求められます。
今回の企画は政治的プロパガンダ的な要素を含む作品が含まれており、公的機関が助成するイベントとして不適切だと思われます。
展示内容からして、批判が殺到するのは目に見えていました。批判されてから中止するのは、助成した行政も含めて運営側の想定の甘さを問われても仕方がありません。
今回のイベントは最初から覚悟を持ち、民間が運営する場所で、民間の資金のみで実施すべきだったと思います。

もちろん自分はあの内容には賛同できません。神風特攻隊の寄せ書きを使って「間抜けな日本人の墓」などという作品にするのは死者への冒涜であり、心情的に許せません。
しかし、それと同時に、表現の自由は守らなければならないと思っています。
タブーの領域はできるだけ小さくしないと、某国のように、まともな議論ができなくなります。
こうなるともう、民主主義がなりたちません。

ときおり批判することを批判する論調が見られますが、批判も大切な表現の自由です。
脅迫的、暴力的にならない限り、批判も大切にしなければならないと思っています。

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