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第27期銀河戦決勝(豊島将之名人VS渡辺明三冠) [将棋]

いま一番の注目カードが決勝となりました。

【主催者HP】
http://www.igoshogi.net/shogi/ginga/index.html

いま将棋界で一番強いのは渡辺三冠です。今季の勝率は、トップ棋士としては異例の8割越えで、ある1名の棋士からしか負けていません。
その最強の渡辺三冠に唯一土をつけた棋士が、豊島名人です。
棋聖戦でこそ破れましたが、王座戦、竜王戦のトーナメントでは渡辺三冠を破っています。
渡辺三冠が押し気味のカードですが、ワンマッチならわかりません。
元に今季7戦して3勝4敗と互角の勝負を演じています。
銀河戦決勝戦が、今シーズン8度目の対戦です。
さあ、今年一番のゴールデンカードの結果はどうなったでしょうか!

【棋譜】
http://www.igoshogi.net/shogi/ginga/kifu.html?kifu=g27K0401

といういことで将棋です。
先手渡辺三冠で角換わり模様となりますが、渡辺三冠が角交換を拒否して雁木に組みます。
雁木は基本的には後手番の作戦なので、かなり意表を付きます。豊島名人の研究を警戒したのかもしれません。
しかし、先手の利を活かすような展開にはならず、渡辺三冠から仕掛けたものの逆に攻め駒を責められる展開となります。
渡辺三冠からしたら不本意だと思います。
終盤に猛追し、評価値は互角から一瞬だけ先手優勢まで盛り返しますが、143手目の8五歩が敗着だったようです。
ここで手を戻され、攻めの要である金を取られると寄付きがありません。
以降166手までの熱戦となりますが、豊島名人が勝ちきって、嬉しい銀河戦初優勝となりました。

豊島銀河おめでとうございます!
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