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第30期竜王戦第2局(渡辺明竜王VS羽生善治棋聖) [将棋]

羽生棋聖の先勝で迎えた第2局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

ニコニコ動画の竜王戦PVで、渡辺竜王は「踏ん張り所」と表現していました。
ブログでも若手の波に飲み込まれる危機感を表現していましたが、PVではより直接的に語っています。
変貌を遂げる将棋について行けない自分を自覚しています。
実際、今期の勝率は5割を切るという、いままでの渡辺竜王からすると信じられない成績です。特に後手番勝率は2割を切るという最悪の状態です。
羽生棋聖も棋聖こそ防衛したものの王位、さらには牙城とも言える王座も失い、勝率も辛うじて5割を上回る程度です。
羽生棋聖は竜王戦第2局の直前に行われた順位戦で、完璧な差し回しで完勝しました。
渡辺竜王も2日目と同日に放映されたNHK杯戦で若手相手に快勝しています。
復調の兆しもみられますが、両者の力からするとまだまだまです。
平成の名勝負といわれる組み合わせですが、お互いに踏ん張り所といえるタイトル戦なのかもしれません。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/30/ryuou201710280101.html

ということで、将棋です。
先手渡辺竜王は角換りへ誘導しますが、後手羽生棋聖は若手棋士の間で流行している角換り拒否の雁木を採用します。
いままで雁木は玉の守りが薄く、実戦的に勝ちにくいとみられてきました。しかし、コンピューターの採用率が高いことから見直されています。
渡辺竜王が手損を甘受したこともあり、先攻したのは後手羽生棋聖です。
6筋から仕掛け、桂馬を跳ねてから、一回6六歩と叩くのが手筋です。金を呼び込んで、歩で桂馬を取られるのを防いでいます。
この局面で、コンピューターの評価値は先手+150~200です。しかし、この程度の差であれば、実戦的には攻めている方が勝ちやすいです。
中盤の攻防から羽生棋聖は飛車を成りこんでやや有利になります。
一気に差がついたのは、88手目前後です。
渡辺竜王は銀で桂を食いちぎって反撃しますが、取られた銀をじっくりと埋められるとなかなか続きません。
渡辺竜王の攻めがひと段落したところで羽生棋聖が決めに出て、128手まで後手羽生棋聖が快勝しました。
時間も52分残した万全の寄せです。

これで開幕2連勝となり、永世7冠まであと2勝です。
第3局は11月4・5日(土・日)、群馬県前橋市「臨江閣」で行われます!
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