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【映画】アンダーワールド4/覚醒 [映画評]

吸血鬼族と狼族との戦いに、人類も参戦するシリーズ第4弾です。


アンダーワールド 覚醒 4K ULTRA HD & ブルーレイセット[4K ULTRA HD + Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2021/11/24
  • メディア: Blu-ray



前作のプチ成功のためか、製作費も35百万ドルから70百万ドルと倍増です。
物語は現代です。
人類は吸血鬼族と狼族を危険な存在とみなし、駆逐を開始します。
追い込まれた狼族は絶滅寸前、吸血鬼族は地下に潜ってほそぼそと生活します。
唯一の吸血鬼族と狼族とのハイブリッド、マイケルですが人類に襲われてセリーンと一緒に捕まります。
バイオ企業で被検体にされます。
企業の表向きの目的は、感染者へのワクチンを製造すること。しかし、彼らの正体は狼族で、真の目的は被検体を利用して銀弾への抵抗力をつけ、さらに能力をアップするワクチンを開発することでした。
というのがざっくりとしたストーリーです。
物語のキーパーソンはバイオ企業によって生み出された少女です。
その少女の父親はマイケルで、ハイブリッドの特性を引き継ぎ、この少女を利用して企業はワクチン製造計画を進めていました。しかもこの少女は非常に強く、かつ回復力が異常に速いという特性を持ちます。
この少女を巡る争いが続くのですが、治療のために少女を吸血鬼族の隠れ家に持ち込みます。
ここまで導いたのは、吸血鬼族のリーダーの息子です。彼が支援者の役割を演じます。
しかし、このことが原因で、狼族に襲われて大量の死者を出します。
少女は奪われますが、セリーンはリーダーに「なぜ渡したのか」と詰め寄ります。
うーん、これはどうだろう。セリーンは少女のために吸血鬼族が戦い、全滅もやむなしというか当然と考えている様子。
セリーンはリーダーに責められますが、助けてくれたリーダーの息子だけ生き返らせると、敵との対決に向かいます。
ひとりだけか……とか思うのは自分だけなのかな。リーダーとしても自分の息子だけ助かるのはバツが悪いような。
こんなご都合的な展開が、なんとなくB級感がにじみ出てしまったり。
ここから主人公たちの反撃のターンになり、それぞれ激闘になります。ラスト20分間はたんまりとアクションを堪能できます。
一番の強敵は、ワクチンにより強化されたリーダーの息子ですが、狼族の企業を倒し、回復力の強さを逆手に取られた作戦に、最後は倒されます。
これがプチ・どんでん返しという感じでしょうか。
少女の奪回に成功しますが、マイケルはすでに連れ去れたあとでした。
去り行くヘリコプターを見送り、いかにも 次作へと続くといった終わり方です。
主役を演じるケイト・ベッキンセイルのアクションは第1作と比べるとかなり向上していると思います。
ポーズが随分と自然になったように感じます。
本作は前作の倍の製作費をつぎ込んだからか、興行収入は1億6000万ドルのヒットになりました。

アンダーワールドファンのために!
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