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【書評】大島靖美『400年生きるサメ、4万年生きる植物~生物の寿命はどのように決まるのか~』 [書評]

生物の寿命についての最新研究についてです。


400年生きるサメ、4万年生きる植物: 生物の寿命はどのように決まるのか

400年生きるサメ、4万年生きる植物: 生物の寿命はどのように決まるのか

  • 作者: 大島 靖美
  • 出版社/メーカー: 化学同人
  • 発売日: 2020/07/31
  • メディア: Kindle版



寿命は種によって大きく異なります。
表題にもなっている400年生きるサメとはニシオンデンザメ、4万年生きる植物とはタスマニアロマティマです。
メインは人間の寿命についてで、様々な研究結果から多様な相関関係が明らかになっていますが、人間は寿命が長いこともあり調査が難しく、因果関係を明らかにするところまでは至っていないようです。
喫煙と極端な肥満はかなり寿命に悪影響を及ぼしそうです。
睡眠不足も悪影響を及ぼしますが、実は長時間睡眠も負の相関があることが明らかになっているようです。だけど、むしろこれは睡眠が長くならざるを得ない健康状態が悪影響を及ぼしているのではないかと思ったりして。
カロリー制限も効果的のようですが、若い時から制限してよいのかというとまた別問題です。
なにはともあれ難しいです。

生物の寿命について知りたいひとのために!
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