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【書評】吾峠呼世晴『鬼滅の刃』 [書評]

社会現象にもなった大ヒット漫画です。


【コミック】鬼滅の刃(全23巻)

【コミック】鬼滅の刃(全23巻)

  • 作者: 吾峠呼世晴
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2020/12/04
  • メディア: コミック



ストーリーは極めてオーソドックスです。
鬼に家族を殺された少年が、生き残った妹とともに、鬼への復讐を誓います。
少年は厳しい修行や試練を乗り越え、仲間たちとともに鬼の大将を討ち取ります。
まさに王道中の王道です。
人気の秘密は、この万人に好かれるオーソドックスな展開と、魅力的なキャラたちだと思います。
身近な仲間は3人、さらに先輩にあたる柱たち、周囲を固める職人たち、さらに適役の鬼たちにまでそれぞれにバックストーリーがあります。
なぜ戦うのか、なぜ戦いの渦に自ら飛び込んでいったのか、こういう部分に惹かれた読者が多かったのだと感じます。
最終決戦は冗長に感じましたが、作者が気持ちを静めるために必要な枚数だったのかもしれません。

大ヒット漫画を堪能したいひとのために!
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第82期順位戦【中盤戦】 [将棋]

※◎○▲は開幕前の予想です。

〔A級〕 ◎永瀬拓矢王座 ○豊島将之九段 ▲渡辺明九段 
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2023/82a/index.html
5回戦まで終わり、豊島九段が唯一の5連勝です。永瀬戦を終えているのが大きく、かなり有利です。
1敗で追う今期絶好調の菅井八段ですが、最終戦に豊島九段との直接対決が控えています。そこまで1敗差をキープできるかどうかです。
残留争いでは1勝4敗の広瀬章人九段、佐藤天彦九段が苦戦中です。佐藤九段は順位が8位のため、9位佐々木勇気八段、10位中村太地八段が星を伸ばすといよいよ首筋が寒くなってきます。


〔B級1組〕◎近藤誠也七段、○糸谷哲郎八段 ▲羽生善治九段
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2023/82b1/index.html
トップは7勝1敗の増田康宏七段。3位は5勝3敗なので2勝差がありますが、順位が悪いので1勝差です。1敗したらすぐに混戦です。2番手争いをしている5勝勢が4人もいるので、昇級争いはまだまだ混戦が続きます。
残留争いですが、0勝7敗の横山泰明七段、木村一基九段はさすがに苦しい。実質的に降級は残り1枠ですが、3勝勢の3人は順位が高いので、4勝勢も降級の可能性が十分にあります。
ここからの1戦が重いグループです。


〔B級2組〕◎高見泰地七段 ○丸山忠久九段 ▲村山慈明七段
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2023/82b2/index.html
全勝はなく、1敗が4人、2敗が4人とまだまだ混戦です。これだけ上位陣が多いと、3敗以降は苦しそうです。深浦康市九段は現在5勝1敗で、かつ他棋戦でも好調です。残り対戦相手に上位陣がいないため、B級1組復帰のチャンスです。
降級点持ちだと、中村修九段が6連敗、井上慶太九段が1勝5敗と崖っぷちです。

〔C級1組〕◎伊藤匠五段  ○出口若武六段 ▲三枚堂達也七段
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2023/82c1/index.html
6連勝は服部慎一郎六段、古賀悠聖五段。5勝1敗は都成竜馬七段、西田拓也五段、斎藤明日斗五段です。自分の予想の3人は全員2敗グループです。ただ3人とも順位がよく、昇級グループと1敗差なので、まだまだ可能性はあります。
降級点持ちでは、日浦市郎八段がピンチです。残り3戦で最低でも2勝が必要です。

〔C級2組〕◎佐々木大地七段 ○本田奎五段 ▲徳田拳士四段
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2023/82c2/index.html
冨田誠也四段が6連勝でトップ。ただし1敗勢が8人もいる混戦です。冨田四段は順位が良いため1敗しても4番手キープが大きく、かなり有力です。
1敗の佐々木七段も順位、残り対戦相手から普通なら昇級候補筆頭なのですが。
ギタシンこと佐藤慎一が5勝1敗と奮闘中。あと1勝で降級点をひとつ消せますが、ここからが強敵ばかりです。
同じく1敗の藤本四段は順位が低いため今期はキャンセル待ちでしょうか。
現役最年長の青野照市九段が6連敗です。さすがに現役続行は苦しいとは思いますが、残り4戦でなんとか白星を挙げてほしいです。
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