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第6期叡王戦第1局(豊島将之叡王VS藤井聡太二冠) [将棋]

王位戦に続く炎の12番勝負です。

〔主催者HP〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/

叡王戦は第6期から主催者が変わり、リニューアルされました。
予選と本戦の時間は変わりませんが、七番勝負が五番勝負に、持ち時間も変動制から4時間と大幅に短縮されています。
棋戦が増え、対局者にかかる負担を考慮してなのかもしれません。
4時間の棋戦はすでに2つ(棋聖戦、棋王戦)ありますが、叡王戦はチェスクロック式なので、実質的には3時間のようなものです。
個人的には様々な持ち時間、方式の棋戦があった方が良いので、棋聖戦か棋王戦をチェスクロック方式にて、叡王戦は持ち時間3時間のチェスクロックでも良いのかなとも思ったのですが、それだとタイトル戦としては短すぎるのかもしれません。
なかなか難しいところです。
さあ、リニューアルした叡王戦第1局は、どのような戦いになったでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/6/eiou202107250101.html

ということで、将棋です。
先手番になったのは藤井二冠で、お互いの得意戦法である角換わりへと進みますが、序盤早々に豊島叡王が角を手放して飛車角交換になったこともあり力戦になります。
先手の角2枚が強いか、後手の飛車2枚が強いかの戦いです。
本格的な戦いが始まったのは40手頃からです。
お互いに爆弾ともいえる歩を垂らしあい、49手目から一直線の攻め合いになります。
おそらく勝負を分けたのは64手目です。
駒得の後手は先手の攻めをしのげばというところで金で馬を消すことに成功したものの、玉周辺に金銀がなくなったことで受けが難しくなりました。
金を残したまま6二玉と逃げていてば難しかったようです。
非勢に陥った豊島叡王は粘りますが、受けがなくなったところで形を作り、95手まで投了しました。これで藤井二冠は豊島叡王に3連勝です。もはや豊島叡王に対する相性の悪さはなくなったように思います。
豊島叡王は連敗すると後がなくなります。
叡王戦第2局は、8月3日(火)に山梨県甲府市 「常磐ホテル」で行われます!

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