【書評】大倉祟裕『福家警部補の追求』 [書評]
倒叙ミステリシリーズの第4段です。
今回収録されているのは、『未完のピーク』と『幸せの代償』です。
『未完のピーク』では著者得意分野の山岳が、『幸せの代償』では動物がテーマになっています。
第4集になるとやや水戸黄門的な要素がでてきて、福家警部補が聞き込みをした人物がかならず幸せになったり、前向きになったりするのですが、やや苦しいかなと思うシーンもチラチラでてきます。
これがシリーズものの難しさなのかもしれません。
『未完のピーク』で個人的に気になるのは生活反応の有無です。
致命傷となったときの傷と、その後の偽装工作時についた傷とでは、時間差があるため生活反応の有無で判定できそうな気がしたりして。
今回収録されているのは、『未完のピーク』と『幸せの代償』です。
『未完のピーク』では著者得意分野の山岳が、『幸せの代償』では動物がテーマになっています。
第4集になるとやや水戸黄門的な要素がでてきて、福家警部補が聞き込みをした人物がかならず幸せになったり、前向きになったりするのですが、やや苦しいかなと思うシーンもチラチラでてきます。
これがシリーズものの難しさなのかもしれません。
『未完のピーク』で個人的に気になるのは生活反応の有無です。
致命傷となったときの傷と、その後の偽装工作時についた傷とでは、時間差があるため生活反応の有無で判定できそうな気がしたりして。