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第8期女流王座戦挑戦者決定戦(清水市代女流六段VS伊藤沙恵女流二段) [将棋]

清水女流六段が最年長挑戦に挑みます。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/

清水市代女流六段は、年齢的には羽生世代ですが、存在感は女流棋界の大山康晴十五世名人だと思います。
女流棋士番号7が示すように女流棋界創成期から活躍し、積み重ねたタイトル数は43期。
さらには運営面でも、女流王将戦復活に深くかかわっています。
まさにレジェンドである清水女流六段ですが、ここ3年は若手の壁を破れず、タイトル戦に登場していません。
今期の女流王座戦は、里見香女流四冠以外の女流3強がすべて清水女流六段とは逆側のブロックに入るというめぐり合わせもあり、挑戦者決定戦まで勝ち上がってきました。
決勝の相手は、女流3強のひとり、伊藤沙恵女流二段です。
2-5と分の悪い相手ですが、清水女流六段はこのチャンスをものにすることができるでしょか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/8/joryu_ouza201809100101.html

作戦は先手伊藤女流二段得意の矢倉ですが、この手順を清水女流六段は狙っていました。
早くも32手目に仕掛けると、その後も強気の姿勢で駒組段階で一本取ります。
しかし、各女流棋戦で活躍している伊藤女流二段も崩れません。
堪え難きを堪えながら徐々に陣形をほぐしていき、中盤から終盤にかけて追い上げていきます。
先に時間がなくなったのは清水女流六段。
後手が微差で残していますが、お互いの玉に詰みが見える混とんとした局面になってきました。
清水女流六段厳しいかと思われましたが、最後まで間違えませんでした。
最後の最後で再び抜け出すと、あとは若手を寄せ付けず142手まで勝利をもぎ取りました。

女流王座戦第1局 は、10月23日(火) 岐阜県岐阜市「十八楼」で行われます!
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