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第66期王座戦第1局(中村太地王座VS斎藤慎太郎七段) [将棋]

中村王座が初防衛戦に挑みます。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ouza/

中村太王座が広く知られるきっかけになったのは、第1回電王戦ではないかと思います。
2012年に(亡)米長永世棋聖がコンピューターと対戦して敗れたのですが、そのときにコンピューターの差し手を再現する代打ちとして、米長永世棋聖の弟子である中村太五段(当時)が抜擢されました。
それだけ米長永世棋聖は中村太王座を信頼し、実力を高く買っていました。
愛弟子の王座獲得を、泉下で喜んでいるはずです。
さあ、中村太王座は、初防衛に向けて先勝を上げることができるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/66/ouza201809040101.html

先手は斎藤七段で、角換りとなりました。
お互いに一段飛車の形から、先攻したのは先手です。
3筋の歩を突き捨てから桂馬をはねるという基本通りの開戦から、露骨に角を打ち込んでゴリゴリいきます。
アマチュアなら先手が勝ちやすいですが、プロだと粘り腰が違います。
銀の割り打ちから嫌味を作り、先手に離されないようにがんばります。
我慢に我慢を重ね、後手にチャンスが来たのは129手目でした。
中村王座が攻めに専念できるターンが回ってきました。
が、もう時間がなく、妙手を発見できませんでした。
斎藤七段は辛くも逃げ切り、初タイトルに向けて幸先のよい1勝を挙げました。

第2局は9月20日(木)、ウェスティン都ホテル京都で行われます!

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